津市芸濃町椋本、
椋本の町並みの西のほうにあります、東日寺です。
真言宗醍醐派の寺院で、本尊は薬師如来で、弘法大師作と伝えられています。
また江戸中期の寄進と思われる大般若経六百巻が所蔵されています。
市道(旧伊勢別街道)から少し奥に(北に)入ったところにあるため、
画像の白い看板に気付かないと、通り過ぎてしまいます。
看板には
「瓦岡山東日寺 東海四十九薬師霊場 三重四国八十八箇所霊場第六十番札所」
と書かれています。
ちなみに、現在地は昔「瓦岡野」と呼ばれていたことから、
こちらのお寺が江戸時代始めにここに移ったときに「瓦岡山」という山号になったようです。
街道の入口からお寺まで、まっすぐに参道が伸びています。
お寺の前には、立派な山門(鐘楼)があります。
山門は朱色に塗られていたようです。寛文八年(1668)の建立と伝えられています。
境内に建つ鳥居、
寺院に鳥居があるのは不思議なことですが、こちらのお寺には鳥居があります。
春になるとこの周囲にサクラが咲き、
赤い鳥居と合わせて美しい光景になります。
北神山、椋本の桜(芸濃町)