津市白山町山田野、
県道沿いに鳥居があります、白山ひめ神社です。
白山町には「白山ひめ神社」という名称の神社が3社あるので
こちらは「山田野の白山ひめ神社」と呼ばれます。
「ひめ」の正しい漢字は、上の画像の案内板のとおりです。
白山神社は「白山町」という町名の由来になった神社です。
昔、鎮徳上人という方が家城の「瀬戸ケ渕」で休んでいると、
七羽の白鷺が飛び立ち、それぞれが舞い降りた所、
山田野、八対野、南出、川口、北家城、竹原、飯福田へ
白山神社を創建したと伝えられています。
この7か所のうち、現在も「白山比め神社」という名称なのが
山田野、倭(南出)、川口、の3社で、
八対野の白山比め神社は現在は「八ツ山神社」となっており、
北家城の白山比め神社は南家城の「家城神社」に、
美杉町竹原も「竹原神社」となっています。
最後のひとつ、松阪市飯福田(いぶた)の白山比め神社は、
現在は階段だけが残っているそうです。
家城神社(白山町南家城)
県道沿いの「一の鳥居」前にある説明板、
こちらの神社の本殿が、三重県の有形文化財になっていることを紹介しています。
「一の鳥居」より田んぼの中を通って神社の森に入ります。
林の中に階段が見えてきます。
「二の鳥居」より境内へ、20段あまりの階段を上ると
正面に拝殿が見えてきます。
(拝殿)
拝殿の後方には本殿(県文化財)を保護するための建物があります。
つまり、境内からは本殿はほとんど見ることができません。
そこで、拝殿の脇から石垣をよじ登って、
朱塗りの本殿を撮ってきました。
境内の西側には、簡素な造りの長屋が2棟あります。
内部もこのとおり、非常にシンプルな建物です。
祭礼のときに使用されるのでしょうね。