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桑名市江場、
市立日進小学校から南へ300m、
住宅街の中にあります
広島焼の専門店「いっかん」です。
居酒屋「和処一貫」と同じ建物ですが
「一貫」と「いっかん」の入口は別になっています。
お好み焼きファンの間では有名なお店で、
広島県福山市出身の「一貫」の女将が、
居酒屋が営業していない昼間の時間帯限定で、
故郷の「備後府中焼」を提供しています。
広島焼 いっかん
桑名市江場891-3
益生駅から949m
TEL 0594-25-0329
営業時間
11:30~1400(L.O.13:30)
定休日 月曜、火曜
席数 13席
駐車場 有
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メニューは「広島焼」のみで、
関西のお好み焼きのように、
「豚玉」や「イカ玉」といった具材によるバリエーションは無くて、
「そば」「うどん」「辛そば」と、
入れる麺の種類によるバリエーションがあります。
上の画像の手前の赤っぽい麺が「辛そば」、
奥の白っぽい麺が普通の「そば」です。
なお「辛そば」とは、
製麺の際に唐辛子を練りこんだもので、
こちらでは生産されておらず、
下記の専用ソースとともに、
広島県から仕入れているとのことです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/0c/057ca8f608066097790ec40bbbb30652.jpg)
「こちらのことをネットで知って、津市から来ました」
と私が言うと、女将は
「あら、こちらの方も津市なのよ」と
私の隣の席の、私と同年代の男性を紹介していただきました。
ミヤモトさん(仮名)は、広島県尾道市出身で
津市在住20年ですが、
故郷の味が懐かしくて「いっかん」さんの常連だそうです。
「本物の広島焼が食べられるのはここだけ、
けれど、帰省してあちらで食べるよりも
ここのほうが美味しいと思うよ」とのこと。
「あの棚の上にあるのは、ご当地のソースですか」と聞くと
「そう、広島でしか売っていないので、
ここの店も取り寄せて使ってます。
関西では、おたふくソースってのを売ってるのと同じだね」
(カープお好みソース/毛利醸造株式会社:広島県三次市)
忙しそうな女将の代わりに
ミヤモトさん(仮名)がいろいろなことを教えてくださったので、
今回の記事は濃い情報になりました。
ちなみに、
尾道市役所と福山市役所とでは16.5km離れており、
三重県でいうと津市役所と亀山市役所との距離にほぼ同じです。
女将によると
「お隣、というほどでもないけど、近いよ」
というくらいの距離感だそうです。
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「そば肉玉(シングル)720円」を
焼いていただきました。
薄く焼いた生地の上に
千切りキャベツ、焼きそばを乗せ、
その上に脂分の多いミンチ肉を乗せます。
ミヤモトさん(仮名)によると
「ミンチ肉を使うのが備後府中焼きの特徴で、
これをひっくり返すと、鉄板の上で脂が溶けて、
香ばしく焼けていくのが美味しいんだよ」
ということで、
それを見守っていると、
じゅわ~っと、透明な脂が流れ出してきました。
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焼き上がったところで、
女将が私の前に置いてくれました。
こちらは、4人用のテーブル席が2つと
カウンター席が5席ありますが、
すべての注文を、女将が鉄板で焼いて、
お客の前へ運んでくださいます。
確かに、ソースが美味しいです。
関西のお好み焼きより、甘みが抑えてあり、
より香ばしい風味になっていました。
「そば」は、こちらの「焼きそば」とは
かなり食感がちがうことに気付きました。
細くてなめらかで、博多豚骨ラーメンの麺みたいでした。
近いうちに再訪して
「辛そば」バージョンを食べてみたいと思いました。
定食・ランチ(三重)過去記事リスト
お好み焼き きゃべつ畑(津市藤方)
お好み焼き・鉄板ダイニング 粉もん堂(松阪市駅部田町)