ボクは
ギリギリの白い箱に
大切に収まった グランドピアノに会った
ピアノのあの席には
あのバヨリン使いのような
細い細いバネのある「貴方」が座り
自分の産んだ スペルである楽譜を なぞっていく
はじまりの贖罪は
慈愛に みちみちて・・・
演奏は ひたすらな楽譜へのなぞりではなく
ボクと触発したあの子へ・・・・
楽譜は 確固たる「版」
演奏は 一点ものの「刷り」
木製のピアノは
自身の置かれている環境を知り
大切にされていられれば
それに答えてくれると言う
「貴方」は 同志であるピアノを 身に着いたルーチンとして世話を焼く
「刷り」は
か細い体から
硬くも 深くもろい心から
最も 先っぽの指から
鍵盤という バレンへ・・・・・・・・そして 直にあたしへ 届いた
至極のピアノ線縛り(金縛り)だね
家に帰ったボクは
悲しいかなあたしには解読不能の
確固たる「版」を
方々へ送り 音としての ボクのあの時の感知を確かめようとした
レプリカに満たない電子音では・・・フェイク以下なのだね
ボクは 版画家として
あきらめないよ
きっと きっと
「その」こだまを 創るよ
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2017.1.5.午後3時のこと
http://blogs.yahoo.co.jp/pan777221/17680459.html
から触発されて、昨年暮れにMICHIKOさんが曲を作った
*バヨリン
http://blogs.yahoo.co.jp/pan777221/12714893.html
「アナタ」は 父であり母でも あったのね・・・☆
1/5の秘密ライブまでは、祖母を同じにする従姉MICHIKOさんのイメージは、こんな感じだったのだが。「音」に向かう彼女は、根が見えるほど地に足がついていて、ザワッと4回くらいするほど素敵だった。