一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

23年以内に実現して欲しいこと

2007年05月15日 18時35分05秒 | 建築家の日記
みなさんこんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水煬二です。

本日は、現場着工の朝の確認のあと、建築紛争に関しての調停委員の仕事で関内へ急いで移動し、戻ってきてスポーツクラブの申し込み!に行ったら、月に一度の休館日でした…。


今、インテリアスタッフにしてもらっているのが、様々なメーカーのショールーム廻りです。私自身は、日曜にも僅かな時間を見つけ、研修先からタクシーを飛ばしてビックサイトのスタイルショーを観に行ったり、セミナーや講習会の受講を含めて、インプットは意識しておこなっていますが、すべてをインプットすることは不可能です。

そこで、インテリアスタッフに、まず1ヶ月間掛、出社せずに直接、都内や横浜のいくつものメーカーショールーム廻りをしてもらっています。その前にも1ヶ月、社外でテーマを決めて、インプットしてもらっていました。

各メーカーとも、どんどん新製品を出していて、10年以上前には「こういう商品があれば、わざわざ現場で高い費用を掛けて造らなくても良いのになあ…」と思っていたものでも、いくつか商品化されています。

常にベターなものを求めていかないといけませんし、既製品で安くできるものと、そうでないものを知りながら提案していかないといけません。

私の仕事の半分の時間は、実は、知識を含めてインプットのためにだけ使っています。私と同じ人間を造るには、何億円という費用を掛けて、何十年という年月を掛けてようやく完成するのです。

そう思うと、「私の設計監理料は…何て…安いんだ…」と自分では思うのです。(笑)

スタッフに、ときどき言います。

「ブランド品は、原価の何十倍もの価格で売れているのに、なぜ日本の建築家の設計監理料は、こんなに安くしてしまうのか?」「事務所の経費も出ないような費用で受けている建築士も多い。これをもっと引き上げないと、建築家を目指す優秀な人もいなくなるし、姉歯さんのような人も無くならない」


いつか、日本の住宅を先進国並に本当の意味で高品質にして、建築士が医者や弁護士以上の社会的地位になることを夢見ています。

私が引退するあと23年以内に実現して欲しいものです。





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