裏補強の必要がない。従って、写真のように、光を良く透過するのです。
ということは、他社と違いキッチンボックス内部が明るくなるというメリットもあります。
ヤマハのシステムキッチンが、現在は トクラス というメーカー名に変わって
生産されていると、昨日2015年7月17日のブログに書きました。
以下、ヤマハのキッチンと書いていたら、現在はトクラスなんだということに置き換えてください。
その工場に見学に行き、
「ヤマハの人造大理石だけは、他メーカーと違って別物、
むしろキッチンには、ヤマハの人造大理石を勧める」
とスタッフに翌朝のミーティングでコメントしました。
その理由は、私が心配していることをことごとく打ち崩されたからです。
耐久性、耐摩耗性、耐汚性、耐衝撃性に問題ないどころか
ステンレスより優れている点もあったほどです。
これは、ヤマハが日本で初めてキッチンの天板のために開発した人造大理石であること、
現在も、他社と異なり人造大理石まで自社生産をしていること
などからも、こだわりが違います。
人造大理石の生産工程も工場内で拝見しました。
気になる耐摩耗性も、後に紹介しますが、懸念は吹き飛び、完全に参りました。
厚みは他社の2倍、キッチンの天板部分とキッチンシンク部分、ユニットバスの浴槽の
人造大理石は、それぞれ用途に応じて種類が少しずつ変えています。
▲人造大理石でも、手間を掛けてわざわざつや消し加工をしています。
その理由は、汚れを擦り落としても、そこだけ他と光沢が変わらないようにです。
私が黒い油性マジックで、書き込みをしました。
▲そして、ナイロンたわしの硬いほうで、ゴシゴシと磨くと、マジックは
完全に消えただけでなく、擦ったあとも、どこから見ても全くわからないのです!
光沢の違いも細かい傷も見当たりません。
表面密度が細かく汚れにくいだけでなく磨耗性に優れているので、
例え毎日、同じ箇所を擦り続けたとしても、
私の計算では100年でも、余裕で大丈夫でした。
▲ナイロンたわしは、写真のスリーMとかキクロンのこげ茶の方で磨くのです。
100円ショップの安いものでは、磨耗剤が入っていないので、落ちにくいそうです。
ステンレスのたわしなどは、目が粗すぎてダメだそうです。
細かいサンドペーパーでもOKとのことですが、
他社の人造大理石やステンレスでは、これは、お勧めできません。
擦った跡の細かい傷や光沢が変わって目だちます。
▲耐熱性の実験です。280℃に熱した鍋を天板の上に置きます。
何ともないのです。
その他、醤油などをこぼしたとしても、密度が細かいので簡単には染みこまず
長い時間放置しないと変色しません。
1メートルくらい上から、缶詰めとか何か思いものを天板に落としたら、
他社の人造大理石は、表か裏にヒビが入ったりしても
ヤマハの人造大理石は強度が強く、なんともありませんでした。
といったことから、人造大理石の欠点の懸念が無いばかりか、
ステンレスをしのぐメリットもあるので、トクラス、ヤマハのキッチンをお勧めしよう
という結論に至ったのは、ヤマハの人造大理石の性質だけでなく、他にも理由があります。
その理由を、次回、頑張って明日の7月19日にアップします。
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