チェルシーフラワーショー2011 は、前回で紹介を終わりましたが、
今回は、石原和幸先生とその著書について紹介します。
私が、このツアーに行こうと決めたのは、
「金賞を3年連続で受賞した日本人がいて
その人の解説や案内で見学ができる」
というツアー内容に魅かれたからです。
一芸に秀でたプロ中のプロからは、
ジャンルは違っても、学んで吸収できることは非常に多いですし
実際にお目にかかって、直接お話を聞くことができれば
著書を読むより、はるかに多くの知恵や情報をインプットできます。
「フラワーショー?どうしてですか?」
「ガーデニングをなさるのですか?」
「どうしてロンドンへ?」
というご質問を受けていました。
ガーデニングは、住宅の周辺ですから興味はありますが
その道のプロになるためには、新たに勉強すべきことが多すぎます。
建築の設計をどこまでも追及していきたいので、
ガーデニングの勉強に時間をさくことは、まだ難しいです。
といっても、スタッフを使ってトータルで考えていく
必要はあるとは思っています。
今年は、ニュージーランドへ行く予定を地震で延期し
大連へ行く予定も震災で延期しました。
それらに行っていたら、このツアーには参加していませんでした。
これも何かの縁でしょう。
石原和幸先生の書籍を、アマゾンで2種類購入し
このツアー出発前に読む予定が…
結局、時間が取れず、
ロンドンへの行きの飛行機の中で読むことに…。(^^)ゞ
「世界一の庭師の仕事術 」
という書籍で、サブタイトルは
「~路上花屋から世界ナンバーワンへ~」
となっていました。
そして、読み始めると…
恥ずかしい話ですが、
その本の半分を読み終えるくらいまで
ずっと涙が止りませんでした…(^^)ゞ
ハンカチタオルで涙を拭き
ティッシュで、鼻水をという状態で
飛行機の座席でその本を読み続けていました。
涙の理由?
う~ん、感動したということです。
次々に立ちはだかる障害を真正面から、
ひとりっきりで全力でぶつかって乗り越えていく
そのひたむきな生き様に感動したのです。
TVドラマの24のように、ハラハラするわけでは
ありませんが、
まるで主人公のジャックバウアーのように
問題解決だけに焦点を絞って、
辛いとか苦しいとか、恥ずかしいとか
自分がどうなるかを心配したり
自分の無力さを嘆いたり、恐怖心をいだく間もなく
前向きにどんどん正面からぶつかって乗り越えていく、
その考え方と、たぐい稀な行動力に感動したのです。
なぜ泣くほど感動したのか?と 今考えてみると
もしかしたら、11年前の創業時の自分自身の姿を
多少はオーバーラップさせていたかもしれません。
そういえば、
独立することを決めた私が
3度目の血を吐いて入院していた
病院のベッドから抜け出して
退社の挨拶に行った日、
「お前は、俺より先に死ぬことになるぞ…」と
お世話になった社長が、応接室で悲しそうな顔をして
私に最後の引き留めをしてくれたことを想い出しました。
独立して半年間は、まともには働けない身体のままでした。
使命感に支えられて、自分の信念を貫いた仕事をすることだけを
必死に考えてひとりで前進していた
あの頃の自分と重ねていたのかもしれません。
もちろん、もっともっと石原先生は、
比べ物にならないくらいスケールも大きく凄いのです。
だから、涙が止らなくなるくらいに感動したのです。
ロンドンでは、その石原先生とお会いして
直接お話や会話もさせて頂き、
ド~ン!とエネルギーをもらってきました。
今でも変わらず、前向きで常識を越えた前進を続けられて
いらっしゃいます。
この本は、ガーデニングの技術論ではなく、石原先生の生き様を通して
人生を前向きにしてくれて、エネルギーを与えてくれる内容です。
機会があれば、皆さんにもぜひ読んで頂きたい本です。
図書館になければ、他の人のためにも、ぜひリクエストしてくださいね。
▼この本をアマゾンで調べるには
世界一の庭師の仕事術 路上花屋から世界ナンバーワンへ
中古本なら、かなり安いです。
石原和幸先生の、この本をどこかのタイミングで、
ブログアップしてお勧めしようかと、最初から思っていました。
次回からは、今度こそチェルシーフラワーガーデンではなく
ロンドンとその周辺のガーデニンについて、アップしますので
お楽しみに… (^_^)v
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