一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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建築紛争の調停委員

2007年04月02日 19時40分46秒 | 建築家の日記
こんばんは、ミタス一級建築士事務所の清水です。

本日は、横浜地方裁判所の調停委員就任の認定式と説明を受けに行っていました。

建築紛争に関しては、専門的な判断が必要なため裁判官や調停員の側に建築の専門知識をもった人の判断や意見が必要になります。
推薦と就任の依頼があったとき、忙しいのでお断りしようかと思いましたが、世の中の建築トラブルの裁判や調停の判断には、普段から首を傾げたくなるような内容があることに疑問を感じていました。

判例主義と日本の法律の限界なのかもしれませんが、鑑定人などの裁判所が任命する建築士としての判断やアドバイスが片寄っている原因も、一部あるのではないかと思っていました。

社会貢献や奉仕の意味でも、自身にとっても様々な現状と実態を把握し、じっくりと考えて学んでいくためにも、お受けすることにいたしました。事前に書類審査や面接審査などがあり、最終的には最高裁判所が任命の形となっています。担当した物件は、客観的な立場で公正な判断をして双方の合意にもっていければと思っています。

調停と裁判の違いは、調停の場合は、双方の合意があって初めて効力を持ちます。納得できなければ不調に終わらせることができます。双方が合意するかどうかにかかわらず、強制力を持たせた解決をするためには、ご存知の裁判ということになります。

そのため建築紛争などの場合は、まず調停でということが考えられるようです。

今までも、そして今後も建築などの問題点やトラブル実例などのお話はしていきますが、調停委員として知り得たことに関しては、一切のコメントもお話もいたしません。例え一般論としてもこの内容はお話いたしません。

これまで通り、ミタス一級建築士事務所の清水煬二としての立場で直接見聞したものについてのコメントのみですので、念のため。



横浜市 住宅設計 ミタス一級建築士事務所



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