北米出張中ですが、話は、オーストリアへ戻ります。
2010年1月16日 の続きです。
1960年代の小学校を改修した例です。
幼稚園かと思うような色彩の使い方ですが、小学校高学年用と1年限りの職業学校の2つが
一緒になっています。小学生は250人、職業学校は100人です。
教室の床は、やはり天然リノリュウムでした。
建築費全体の1.4%を芸術、意匠のために使わないといけないということで
その費用をすべて色彩にあてたとのことでした。
すべての教室は、色分けされています。
▲これは、椅子がグニャグニャするのです。
それと、電動ブラインドが窓の外についています。
夏の日差しのカットのためです。
▲建築家と市長さんまで来て頂いての説明でした。
学校を休むことなく1年間を掛けて行った
断熱改修とリフォーム工事の方法や、データー結果なども詳しくお聞きしました。
しかも、生徒の集中力が改修前は20分だったのが
改修後は、30分から40分に延びたとお聞きしました。
色彩計画や空気、光はもちろん、内装に木を使った効果もあるのでは?
ともおしゃっていました。
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横浜市 一級建築士事務所
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