一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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住宅のコストダウンについて(3)

2007年03月07日 10時23分06秒 | 住宅ノウハウ・実例
おはようございます。清水です。

昨日の「現場囲いって何?」「なぜ先生がするの?」という質問がきました。

考え方はコストダウンとも関係するのですが、本体業者が決まっていれば、そこにしてもらいます。今回の現場は、300年住宅で造ることを私がお願いしたため、予算を少しでも抑えたい。そこで、すべての工事を今のところ分離発注しています。

解体が終わり、更地になってそのままにしておくと、万一子供が入り込んで遊んで怪我をすると困ります。また、不法投棄をされると、ゴミがゴミを呼んでしまいます。そのため、しっかりとした囲いがベストですが、費用が掛かるので、取り急ぎ私が囲ってしまいました。

ちなみに昨日、朝一番でこれを行い、次の現場で手直しの指示と確認に行き、待ち時間の間に、神奈川県近代美術館逗子へ行きました。施主の方から待ち時間があるなら、すぐそこですからと、入場券を頂きました。

さて、本日はコストダウンの基本的な考え方のうちのひとつですが、

①分離発注、支給品の方法について  です。

何でもかんでも支給や分離を皆さんが行うのは、通常は無理があります。可能であればコストは下がるはずですが、全く逆に高くなる場合もあります。

高くなる理由は長くなるので、次回以降にお話しますが、ポイントの結論を先に述べると

㋐工事が明確に分かれることとアフターなどの責任に問題が生じないこと
㋑価格の比較が明確にできること
㋒金額差が大きいかメリットがあるかを確認できるしたがこと
㋓管理の問題をクリアーできること

以前、わかりやすいように照明器具でこの考え方をお話しまた。

これらに該当するのは、

・オーダー家具やシステムキッチン、洗面化粧台など
・後からでも取り付けできる照明器具や特殊な器具類、高額な資材や器具類
・内装仕上げでメリットやこだわりのあるもの
・擁壁などの特殊な工事
・解体工事
・地盤改良工事

などがざっとあげられます。

メリットを出すには、一般的な価格や本体業者からの見積を読み取って交渉することができなければなりません。


ミタス 一級建築士事務所 清水煬二



横浜市 住宅設計 ミタス 一級建築士事務所




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