ドイツエコバウ建築ツアー その(37)です。
みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。
今日は、近代デザインに大いに影響を与えた、バウハウスの紹介です。
▲階段や廊下も、アクセントの付け方が何となく良いですね。▼
▲舞台であり、講堂でもある部屋です。
写真の日本女性は、このバウハウに勤めている方で
館内すべてを案内して下さいました。
バウハウスの案内や説明をすることに喜びを感じていらっしゃる
様子が、写真からもわかりますよね?
▲席の方を見る
▲舞台の裏は、食堂になっていました。
白に赤と黒のアクセント
▲この椅子は、インテリアデザイナーなら誰でも知っている、
マルセル・ブロイヤーの椅子です。
それまでの座り心地の良い椅子は、非常に重かったのです。
家の掃除をする主婦は大変ですね。
この椅子が画期的だったのは、手で回転させることができるくらい軽いのに
座り心地が良かったのです。
バウハウスは、デザイン学校というより工芸学校ですから、
実際に製作したのです。
量産化可能で機能的な素晴らしいデザインやアイデアに、
世界中のデザイナーやメーカーが驚いたのです。
▲道路から見た、外観。バウハウスの文字看板がハッキリ。
▲世界の人々を驚かせたのは、工芸品だけではありませんでした。
この当時、外壁が全面ガラスのこの建物のデザインは、一体どんな構造になって
いるんだ!という、非常な驚きを世界に与えたのです。
現在ならカーテンウォールというガラスの外壁の工法があります。
この建物は、内部に柱がありますので、現在のカーテンウォール工法とは異なり、
それまでの技術の駆使で可能になったものですが、画期的だったのです。
以前のドイツエコバウ建築ツアーシリーズは、
ドイツエコバウ建築ツアー
横浜市 建築家
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カンディンスキーなどのマイスター(教師)の住宅も次回紹介しますので、お楽しみに。