一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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小屋裏収納工事中

2011年05月20日 13時46分05秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲これは固定階段でロフト(小屋裏収納)へ上がるようにリフォームした例です。



小屋裏収納を後で造る場合、

多くはハシゴ収納で小屋裏収納へ上がっていくことになりますが
最初の写真のように、固定階段を付けられる場合もあります。

写真では、1階から2階へ上がる階段が暗くならないように
天井部分になるロフトへの階段から光が通るように造りました。


完成後は、収納に余裕ができ、片付いたと喜んで頂いています。


一方で、多くはハシゴ収納で上がることになるのですが
その工事を現在、行っています。


 

▲▼まず、玄関から工事位置まで、養生を行います。





▲▼解体時、ホコリが立つので、シートで少しでも保護します。




▲天井裏。ここにハシゴを付けて、床や梁の補強、小屋裏筋交いの移動などを行うことになります。





▲2日目の朝、ハシゴが付いていました。



▲▼この5月の時期でも、小屋裏は、既に暑くてサウナ状態です。






本日は、電気屋さんを含めて現場打ち合わせ。

配線や配管をどのように処理するか。
梁を欠いたり、梁に穴を開けたりという処理も必要になりますが


それを了解できるケースと不可の場合とがあります。
その判断と指示をしなければなりません。

配管を迂回するには、LANケーブルの長さが不足しているので

それを明日用意して、梁に穴を開けることなく
迂回してもらうことになりました。


リフォームの場合は、このように刻々と状況が動いていきますから
毎日現場へ行かなくてはなりません。


毎日現場へ行くと、職人さんも相談してくれますし
居なければ携帯へ連絡して、指示を仰いでくれます。


ところが、多くのリフォーム会社やハウスメーカーのように
監理者が現場へあまり行かないと

職人さんが自分で決めて工事を行うのですが、
その判断が正しいとは限らないのです。

現場へ行っても、正しい判断ができる監理者とは
限りませんが、だから行かないという理屈もあります。


隠れてしまう部分ですので、そのまま
わからなくなってしまいます。

リフォームしているのに、現場へ確認に行かない…
累計で数百件のリフォームを過去に行ってきましたが

私には、そんな勇気は、今でもありません。(^^)ゞ


大工さんが工事をしている間は、その他の職人さんも
仕上がると隠れてしまう工事をしているので、


新築よりもはるかに重要なポイントが多いのです。


正しい工事をしたい、本当にそう思っているから
休日という文字は、私には関係なくなるのです。


工事業者も依頼者もリフォーム工事だと安易に考えていますが
それが、住宅リフォームの真実なのです。




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