一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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省スペースの茶室

2008年01月21日 16時42分14秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲ 給仕口の向こうに水屋です。

みなさん、こんにちは。

お茶を趣味にされているかたは、来客時の寝泊り用の和室兼用でも炉や水屋が欲しいというご希望の方が多いです。

今回、4.5帖に省スペースですが簡易な床の間と水屋を配置しました。本格的な様式の和室ではなく、大壁の様式を崩した和室です。

しかしながら、茶釜はもちろん狭いながらも水屋もあります。このあと、床の間の花釘や水屋の竹釘も取り付けて完了です。最終完成前の状態ですが、ご紹介いたしましょう。




▲内部は狭い巾ですが、何とか工夫して喜んで頂きました。





▲かなり様式は崩しましたが、奥行きが狭くても床の間があります。




▲押入れの建具はできるだけ壁とフラットにしました。エアコンは、簡易な隠しだけですが、エアコン自体は、埋め込みタイプのカッコ良いものより。こういう後付のタイプの方が、はるかに安くて性能は良いのです。




茶室は、裏千家、表千家だけでなく、地域や先生によっても若干解釈や考え方が変わる場合がありますから、様式を崩すといっても、どこまで許されるか、どの程度のレベルをご希望されるか慎重に検討と確認をしながら造っていきます。






横浜市 注文住宅 ミタス 一級建築士事務所 

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