みちのくの風の旅人

米沢・山形・東北の自然や文化を季節の便りとして届けています。

まちめぐり美術館 in 長井~その5:場外編~

2014-09-08 18:47:53 | まち歩き

 鍋屋本店の西側に大行院という寺院がある。また、道路の向かい側には堺歯科医院がある。その隣が会津屋旅館である。これらは、まちめぐりのポイントにはなっていないが、それぞれには様々な思い出がある。

 今から50年以上前の話になるが、年に1回あるいは2回、大行院の行事に兄と一緒に来ていた。4・5歳の頃から小学校の3:4年生になるまで毎年欠かさず参加していた様な記憶がある。米1・2升の風呂敷包みを背負い、片道3km以上歩いて来ていた。米を置いて、家庭ではほとんど口にしない精進料理とご飯をお腹一杯食べて、また来た道を約1時間かけて帰っていた。[※ 記憶に曖昧な部分が多いので、後日兄姉に聞いて見ようと思っている

Cimg8139  堺歯科医院は何回か虫歯の治療で通ったことがあった。歯を削る独特な金属音はどうも苦手である。道路から見ていると、何となく人の気配がしないので、現在は診療をしていないのだろう。市内の別の場所に同じ名前の歯科医院があるので、そちらに移転したのかも知れない。

Cimg8142  会津屋旅館の主人とは10年前に知り合いになり、職場での飲み会の後、1度泊まったことがあった。8年前に再び米沢に転勤してからは、その後一度も会っていない。当時珍しかった男女の双子の子供(高校生)達は、今では26・7の立派な青年になっていることだろう。

Matimeguri2014b_3    

+++++++++++++++++++++++++++++

Cimg7988  風間書店の十字路を北に500m程行くと、総宮神社がある。境内の手前に、直江兼続公が400年以上前に参詣した時に植えたとされる、直江杉と呼ばれる大木がある。写真は2ケ月程前に、親戚を訪れた際に寄り道をして撮影したものである。

Cimg7987

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まちめぐり美術館 in 長井~その4:十日町通り~

2014-09-07 05:52:33 | まち歩き

Cimg8134  丸大扇屋の店の前から東へ約70m進むと、「合資会社鍋屋本店」がある。かやぶき屋根の外観は50年前と少しも変わっていない。店の中には所狭しと金物や日用雑貨が、並んだりぶら下がったりしている(9月4日のグログ参照)。
Cimg8143   さらに、東へ十日町十字路まで行くと、休憩スペースのある「あやっか」にたどり着いた。私の他に二人連れの中年女性が見学していた。訪問者のノートに住所と名前を記入した。市外や県外の人が多くいたが、スイス人のサインもあった。数日前にコンサートツアーで長井市内に来た人だということだった。冷たい麦茶のお接待を受けてから、西へ引き返して、醸造元長沼合名会社を見学した。

Cimg8132 ヒンヤリとした土蔵の中には、昔の酒作りの道具類が沢山保管してあった。精米機や一升瓶のラベル貼付け機械など、どれも相当年数の経った物ばかりだった。昔から「小桜」の名前で慕われている清酒を作っている。

Cimg8148  貿上醤油店醸造元(ぼうじょうしょうてんじょうぞうもと)の店に入るのは初めてだった。ユニークな字の書が展示されていた。

 風間書店も昔とちっとも変わっていない。ペンテルの看板広告はとても懐かしい雰囲気を醸し出していた。

Cimg8152 あっという間の1時間半だった。醤油店を出てから、急ぎ足で南に向かい、小桜館の裏側を通り総合支庁西庁舎に戻った。

 ところで、小桜館といい、清酒小桜といい、長井には小桜が付くものがいろいろある。小桜幼稚園、長井では一番古い私立の幼稚園である。かつてこの近くにあったが、2・30年前に郊外の中道(なかみち)に移転している。「小桜」は平安時代から戦国時代 にかけて、この近辺に「小桜城」という城があったことに由来している。小桜幼稚園 と清酒小桜には半世紀以上の歴史があるが、小桜館は2年前に付いた旧郡役所の愛称である。長井出身のシニア世代にとって、小桜あやめ・つつじ・はぎ続く誰もが知っている地元長井のブランド名である。

Matimeguri2014b

Cimg8145

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まちめぐり美術館 in 長井~その3:小桜館と丸大扇屋~

2014-09-06 07:31:38 | まち歩き

Cimg8114_3  かく長そば屋の角を曲がると、整備された歩道の向こうに小桜館(右の写真)が目に入る。建物の周りは公園としてきれいに整備されていた。近所に住んでいる姉が、孫たちを連れて何度か遊びに来たことがあるとのことだった。

 小桜館前の散歩道の所に、長井の市街地の小道のマップが掲げられていた。画面をクリックすると拡大図を見ることが出来ます。ちょうど真ん中に小桜館が描かれています。

Cimg8115

Cimg8123建物の正面玄関が見えるが、ここは当時からお偉い人のみが出入りしていたと言う。建 物の南側に回り込んで、中に入ったのは2日の午前10時を過ぎていた。60代半ばの男性が熱心に係員の説明に耳を傾けていた。長井市内の人ではなさそうだった。私も一緒に話をしばらく聞いていた。約100年前の航空写真には、国鉄の長井線(現フラワー長井線:第3セクター)Cimg8121の駅や、長井小学校が映っていた。

 2階を見学してから外に出て、公園の芝生を横切り、丸大扇屋には裏口から狭い路地を抜けて入った。長沼孝三彫塑館 ながぬまこうぞうちょうそかん文教の杜)は、後日改めて来ることにして、扇屋の展示を駆け足で見学し、正面入り口から十日町の大通りに出た。
Cimg8131 この通りは、子供の頃から現在に至るまで何千回と通った道である。何となく古びた建物があるなあと、見過ごしていた場所だった。県指定の文化財になった詳細が、壁面に書かれていた。

 まちめぐりで見学者らしき人に出会ったのは、60代~70代と思われる4・5名だけだった。女性が大半で、唯一見かけた男性とは、小桜館を後にしてから2・3度通りCimg8130ですれ違った。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まちめぐり美術館 in 長井~その2:西庁舎から大町へ~

2014-09-05 08:38:13 | まち歩き

 置賜総合支庁西庁舎の周りには、沢山のさくらの木が植えてある。昭和30年代にはここに長井北高等学校があった。高度経済成長の波が長井にも押し寄せ、戦後のベビーブーム(現在団塊の世代呼ばれる人たちが生まれた時代)世代が十代半ばを迎えるころ、長井南高校に統合しその役割を閉じた。当時地元産業界の強い要請で誕生した長井工業高校の礎となった閉校だった。その長井工業高校も一昨年50周年を迎えた。当時現在の長井高校は長井南高校と呼んでいた。70過ぎの年寄りには、今でも南高・北高で話が通じる。
 西庁舎には、当時女子高だった名残が桜並木の多さに息づいている。桜の木陰に車を置いて、まち向かって歩き始めた。小桜館では様々な話を聞いた。これまで自分の知っている話とつなぎ合せて、歴史の空白が少し埋まった様な気がする。長井に生まれ育った自分だが、まだまだ分からない事が多いと、つくづく実感させられるまちめぐりとなった。
 午前10時過ぎ、街中を歩いている人はほとんどいない。通る車もほとんどない。約40年前にバイパス道路が完成し、また20年前頃からは郊外に大型店が進出してからは、昔の賑わいが無くなってしまった。

Matimeguri2014a
 今日は、歩き始めて400m以内の所で、目についた懐かしい建造物の写真を掲載することにした。

 1枚目の写真 お茶屋さんのショーウィンドーには、プロ
        野球チームのマスコット人形が飾られていた。
 2枚目の写真 割烹旅館 とら屋   
        法事や職場の宴会で3~4回訪れている。 
 3枚目の写真 まち角の駄菓子屋
 4枚目の写真 そばや かく長
 5枚目の写真 シャッター街の黒獅子

Cimg8108 Cimg8110  

Cimg8111 Cimg8113

Cimg8112

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まちめぐり美術館 in 長井~その1~

2014-09-04 08:39:51 | まち歩き

Cimg8114  長井の十日町周辺で、ユニークな「まちめぐり美術館」が開催されていることをニュースで知り、朝から好天に恵まれた2日(火)の午前中、まちめぐりに出掛けて来た。置賜総合支庁西庁舎に駐車し、通りを眺めながら東に進みさらに左へ左へとUターンして、小桜館を見学した。小桜館では係の人から、舟運の歴史や明治初期の初代県令三島通庸(みしま みちつね)の業績や戦後の長井の様子など大変詳しい説明を受けた。

Cimg8119_2  1時間少々で見て回り、親戚に立ち寄り午前中に米沢に帰る予定だったが、最初で予定を大幅にオーバーした。もっと詳しく見たい所も沢山あったが、その後数か所を見て取りあえず今日のところは切り上げた。

 詳しくは後日紹介したいと考えている。

+++++++++++++++++++++++++++++
 以下の関連情報の項目に、詳しい情報ページのリンクを貼り
付けています。クリックしてみてください。

  まちめぐり美術館 開催中です

  最上川舟運で栄えたまち・歴史的建造物が調和するまち「長井」

  まちめぐり美術館が開催されます ? 長井市のホームページ
                 です。パンフレットをダウン
                 ロードすることが出来ます。

+++++++++++++++++++++++++++++

 7会場で「まちめぐり美術館」始まる
      散策楽しみ創作に触れる・長井

 やまがたニュースオンライン   2014年08月21日

 長井市街地の文化財建造物を中心とする7会場に障害者の創作作品などを展示する「まちめぐり美術館」が20日に始まり、市民や観光客が散策を楽しみながら鑑賞している。
 ながいアートプロジェクト実行委員会(佐藤敬子代表)が、感性豊かな作品に触れ出会いづくりの場にもしてほしいと昨年に続いて企画。県内外の障害者や芸術作家、東北芸術工科大生ら合わせて25人の作品を丸大扇屋(県指定文化財)小桜館(市指定文化財)醸造元長沼合名会社、合資会社鍋屋本店(ともに登録有形文化財)など7会場に展示した。いずれも十日町1丁目周辺にあり、気軽に歩いて回れるコース。
Img_2014082100366  このうち、さまざまな金物が並ぶ老舗の鍋屋本店にはアルファベットを強調した作品などが飾られ、ユニークな空間を形成。社員の鈴木聡子さん(58)は「多くの人に文化的景観や作品を見てもらい、まちの活性化にもつながるといい」とし、昔の商売道具も一緒に飾ってみたいと話していた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀のすずめと蓮の花

2014-07-25 11:24:08 | まち歩き

 上杉神社一帯の松が岬公園内には、歩道と車道を分離する柵に、銀のすずめ止まっている。公園内には、本物のすずめの他に、鳩が沢山群れを成して我が物顔に舞い降りて来る。公園内の売店には、鳩のエサと鯉のエサが売っている。20年以上前、子供達は公園の広場で鳩にエサをやるのを、とても楽しみにしていた。エサを撒くと子供の周りには鳩で埋め尽くされる。今でも、この様な光景がよく見られる。
 北西側のお堀では、蓮の花が咲き始めていた。一番の見頃はお盆前の8月上旬あたりになりそうだ。

Cimg7624

 

 


 

Cimg7625  

 

 

 


 

 

 

 

 

Cimg7626 Cimg7627

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バラの花 ~米沢市立愛宕小学校~

2014-06-15 13:30:35 | まち歩き

 愛宕小学校が斜平山(なでらやま)の麓から、現在の市街地近くの場所に移転して30年近くなる。散歩の途中、朝7時ごろ、グランドでは3組の親子がそれぞれボール遊びをしていた。西側の金網フェンスには、ピンク・白のバラが咲き誇っていた。

 サッカーワールドカップブラジル大会が始まり、日本は午前10時最初の試合に臨んだが、痛い負けとなった。
 ブラジルワールドカップ1次リーグC組(14日、コートジボワール2-1日本、レシフェ)5大会連続5度目の出場となる日本は、コートジボワールとの初戦に1-2で敗れた。前半16分、FW本田圭佑(ACミラン)が左足ゴールを決め、前半を1-0で折り返したが、後半19分にボニ、21分にジェルビーニョと立て続けに頭で決められ、逆転を許した。日本は過去4大会で、初戦に敗れた1998年フランス大会と2006年ドイツ大会は、1次リーグで敗退した。日本は19日(日本時間20日)にコロンビアに0-3で敗れたギリシャと2戦目を戦う。(gooニュースより) 
Cimg5076 Cimg5078

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふみきり横丁のレトロ調の公衆電話

2014-06-10 18:28:55 | まち歩き

 米沢市直江町にあるふみきり横丁は、散歩の時に度々通る場所である。時計は6時を指したまま止まっている。携帯電話やスマートフォン全盛の時代、この様なレトロ調の公衆電話は大変珍しい文化遺産である。

※ 参照:5月27日のブログ記事も参考にご覧ください。以下のURLをクリックすると、関連記事がご覧になれます。直江町の町名の由来が直江兼続(なおえかねつぐ)から来ていることなどを書いています。
  http://blog.goo.ne.jp/mitinoku-tentijin/d/20140527

Cimg5014 
Cimg5015

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青いりんごとさくらんぼの実る季節

2014-06-09 11:36:42 | まち歩き

 米沢市西部の舘山地域は、りんごの産地として有名な所である。10月の出荷時期には、選果場もフル稼働となる。米沢市立第三中学校の通学路にも沢山のりんごの木がある。青いりんごの実は直径2~3cm程になったが、写真では葉と同系色のため識別しにくい。米沢市の有名なABCの一つがりんご(Apple)を指している。
※ ABCをクリックすると、BCについても知ることが出来ます。

 平成になってからは、さくらんぼの木も多くなった。さくらんぼはもう時期忙しい収穫の季節を迎える。

 これまで、散歩の途中漠然と見ていて気が付かなかったが、りんごとさくらんぼでは葉っぱに大きな違いがあった。さくらんぼは葉脈がシンプルな形状をしている。

Cimg5017 Cimg5019

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さつき展最終日

2014-06-08 19:19:04 | まち歩き

 米沢さつき好友会によるさつき展が、米沢市西部コミュニティセンターのロビーで開催されていたので、見学に出掛けた。会員約20人が育てた55鉢が展示されていた。きれいな花を咲かせようと工夫して育てられた力作が並び、どれも丹精を込めた見事なさつきだった。

Cimg4995 Cimg4996

Cimg4998

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする