みちのくの風の旅人

米沢・山形・東北の自然や文化を季節の便りとして届けています。

みちのくの冬2025 ④ 今冬最髙の大寒波;積雪1.6m超える

2025-03-10 06:55:25 | 北国山形の春夏秋冬

今シーズンは何度か寒波が訪れ、ドカ雪をもたらした。その中でも今冬最髙の大寒波が、上杉雪灯篭まつり前の2月4日頃からやって来て、まつりの終わった10日まで長期間居座った。

 2月当初は積雪1mぐらいだったが、7日の朝に142cm、10日には162cmと積雪が増えた。一晩に40cmを越えるドカ雪も2・3回あった。除雪機をフル稼働、ガソリン代が自家用車を大幅に上回ることとなった。

 19年前の平成18年豪雪に迫る状況になりつつある。当時の事は強く印象に残っている。年末12月には雪下ろしをする程の大雪だった。羽越本線特急列車のいなほ脱線事故(余目あまるめ町:現庄内町)は多くの犠牲者が伴うものだった。年が明けた18年になっても、幾度となく寒波が襲い、米沢の積雪が2mに迫る勢いだった。雪下しの3回以上したかも知れない。

 大雪の後遺症はしばらくの間続いた。12日の夕方孫の習い事の送迎の時は最悪だった。行きは自宅のある西部地区から、市内中心部を通り金池の置賜総合支庁近くまで10分程度と、普段と普段と変わりなかった。帰りも同じルートで帰ればよかったのだが、春日付近からイオン、山田電機のある国道121号線を西に向かった。道路には凍りかけた10cm位の圧雪に、1m位のくぼみが至る所に出来ていた。ハンドルが取られて真っ直ぐ進めず、2・3分で通過できるはずの所で、30分の大渋滞に遭遇した。除雪の仕方が悪いためと思われるが、こんなに酷いのは、過去40年以上記憶に無い。週末にようやく解消した。

 週末には2度目の雪下ろしを始めた。母屋の積雪は深い所でザラメ雪が15cm以上、湿った重い雪が50cm程度あった。下す前に雪庇の除去や、下ろす場所の除雪に1日以上かかった。


以下の画像は、県のホームペー ジからアクセスできる、雪情報です。私は、スマートフォンで時々チェックしています。

下の降雪予測の通り、3時間で6cmもの降り方だと、朝に40cmを越える新雪が積もるのも無理のない話である。

 今シーズンは米沢らしい冬景色となっています。歩道の両側には2mを越える様な雪の壁も出来ていました。



近所にある上杉家御廟所も、豪雪の真っただ中にあった。

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