常滑焼の蹲壺
室町時代の常滑焼ですが、
一般的に常滑に蹲と呼ばれるものがあるのかどうかは不明、
ただ、本品は姿形、蹲にしかみえませんので、このタイトルとしています。
さてこの壺は塩を精製するために使用されたもので、
厚い造りでかなり頑丈に焼かれています。
この中に海水を入れ、まわりから火をくべて水を蒸発させ、残留塩を採取した壺です。
無骨でなんの飾りけもない壺ですが、
逆にそこが惹かれる所以でもあります。
口径 約11.1センチ前後
高さ 約19.3センチ前後
胴最大径 約17.5センチ前後
実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。
古いものですので、画像と説明文にない傷等ある場合があります。
サイズは「前後」と記載の通り、多少の誤差を含みます。
古い壺で水が漏れるかどうかというのは当方にはさしたる問題ではありませんので、水漏れテストはしておりませんが、
花活として使用されるなら落としを入れてご使用ください。