絵高麗梅鉢手塩笥茶碗
絵高麗は白化粧土を塗った肌に鉄釉で簡素な文様を描いたもので、
中国では雑器として生産されたといいます。
江戸時代の茶人に好まれ、
平茶碗などが伝世品として有名です。
本品は発掘の手ですが、
かなり使用感もみられ、
おそらく昭和のはじめころに中国から持ち出され、数寄者に愛されてきたものかと思います。
ややカセ気味の箇所があり、指にひっかかる感じもわずかにありますが、
全体に釉は生きています。
当方でも使用しておりますが、口が広いので、茶を点てやすいです。
手取りもよく、茶碗としては非常に希少なものですね。
画像の共箱、明治〜大正期の更紗の風呂敷がつきます。
仕覆はありません。
口径 約10.3センチ前後
胴最大径 約13センチ前後
高さ 約8.8センチ前後
ご売約済SOLD