こんなに楽しい!みやび流押絵

各教室での押絵の作品や、道端で出会った季節の移ろい、クスッと笑えるテーマもありますよ~

通訳

2009年04月22日 | やや個性派ねこ

こんちは~ ボク、アカキチです。

うちの父さんと絹甫かあさんって、日本語どうしなのに、全然言葉が通じないんだな・・・
退院してから今朝初めて、ボクの朝ごはんを母さんが入れてくれたんだよ!
足元がまだヤバイんだけど、母さんはそれが嬉しくて
「できた、できた!!」って。
ま、絹甫母さんが元々する家事ってのは、唯一それくらいなんだけどさ。

入院するようになってから、ボクたち6匹の朝ご飯は、ずっと父さんがしてくれてるんだけど、みんなの好みがバラバラで、結構これが大変。

そしたら今朝、母さんはプンプンでボクにこう言うの。
「あの人って、ほんとに人を育てるのがヘタな人やわ!!
せっかく出来た!!って喜んでるのに、朝の予定が15分狂ったな・・やって!!!」

「それって、あの人なりのテレで、お前のお蔭で今朝は15分も楽ができたぞ~ってことじゃないンすか?」

「ナニ言ってんの!!そんなんと違うわ!!腹立つ~~~」


母さん、ボクとは話さなくてもわかるのに、人間同士って難しいンだな・・・

ま、美しき誤解で続く60年・・・ってか?



旅日記・転用その3

2009年04月21日 | 今日の感動

インドネシアに着いた日、ホテルに入る前にステキな情報が入ってきたようで、急遽バスはホテルを通り過ぎて劇場へ走り、思いがけなく「影絵劇場」(正式には何というのか、知りません)を観ることができました。 
 ★正式には「ワヤンクリッ」と言います。
ラクしながら、おせっかいだけの松甫でした~


バリで有名だと思っていましたが、ジョグジャカルタでも観られるのですね。 大きなスクリーンの表(影絵側)からも裏(演じている側)からも観られるもので、物語の内容はわからなかったけれど、不思議な音楽と張りのある歌声と人形を操る手さばきと、を忙しく楽しく見学しました。


次の日の夜は、ジャワ伝統舞踊鑑賞!
ボロブドゥール遺跡見学で汗ビッショリになった身をシャワーで清めて、ステージの外側にある広いレストランで夜風を心地よく受けながらのバフェスタイルの夕食。

食後の観劇でイネムリしないかと心配でしたが、眠くなるヒマもないほど、美しい舞踊劇を堪能しました。
(写真は、遠くから望遠で撮ったのでうまく写っていません・残念!)

「ラーマヤナ」・・・悪者にさらわれたシンタ姫をラーマ王子がいろいろな人の助力を得て救い出す・・・という劇なのですが、救い出された後に王子は姫の貞操を疑い、姫は身の潔白を証明するために燃え盛る火に飛び込むのです。

ステージ上で、どんな仕掛けになっているのか、本物の火が燃えていました。 それぞれの登場人物の個性ある踊り方も魅力的でしたが、「なんで姫の貞操が疑われるの?」という素朴な疑問も残ったりして(笑)。 遺跡の壁画を見ても思ったのですが、女性が男性を裏切って罰せられるという物語が多いような気がします。 民族性?それとも、男性の嫉妬心の強さは世界共通?
・・・なんてことを考えながら観劇していたのは、私だけだったでしょうか?(汗) 


甘い誘惑

2009年04月20日 | 美味しいもの

小学校からの友達Åちゃんが、美味しそうなケーキを色々送ってきてくれました。


真っ白がきれいなスポンジケーキ。
控え目な甘さと桜の花びらのしょっぱさが、絶妙のコンビネーション!


これは抹茶味のガトーショコラ。
まさに大人のほろ苦さ・・・


餅花風ココナツマカロン。
歯ごたえがあって、香ばしい風味。

これらはぜ~んぶ、Åちゃんの手作りなんです。
真心は勿論、お味そのものも美味しい~~kirakira2
お菓子作りが何よりの楽しみで、次から次へと広がるレパートリー。
Åちゃん作る人、私食べて喜ぶ人meromero2
お蔭さまで、毎年新作を堪能させてもらえ感謝してます。heart

もしかして・・・美貌を妬んで、太らせようっちゅう魂胆?!
どっぷり、はめられてます。meromero



旅日記・転用その2

2009年04月19日 | 今日の感動
昨日に続いて、Midoの旅日記からそのまま・・・
今日は、世界遺産を訪れた日のものです。
最後の写真、あまりに可愛い(実物どおりって?!はい、そうです!meromero)ので無断許可無し掲載be


この短い旅行期間中に、世界遺産を二つも見学することができました。
到着の翌日は『ボロブドゥール遺跡』=世界最大の仏教遺跡へ。

1000年間も土に埋もれていたためか、壁が変色しているところもあり、まだ完全に発掘されていない部分もあり、雨水の浸食を防ぐために銅版で補強されている壁もあり、・・・それにしてもこんな大きな遺跡がすっぽりと埋められていたなんて! そして発掘された後に堂々とした姿で世界中の人々を集めているなんて!
発見したのはイギリス人だそうですが、何か不思議なパワーに導かれたのではないか、と思えてなりません。
延々と続く壁には、言葉ではなく絵(レリーフ)で表わした物語が刻まれて、時や空間を超えて全人類に仏教の教えを伝えようとしています。


鳥かごのようなストゥーパの中に鎮座する仏像たちは沈黙して何も語らず、ストゥーパの隙間に手を入れて仏像の足の裏を触ると願いが叶うと信じて必死で手を伸ばす観光客たちすべてを受け入れてくれるようです。


旅行の最終日には『プランバラン遺跡』=こちらはヒンズー教寺院群。

ここは地震の被害をこうむった跡がまだあちこちに残っていて、地面にめりこんだ石壁の大きな欠片に心が痛みました。 
狭くて急勾配の石段をあがってみると、外の蒸し暑さを忘れるほどのヒンヤリした暗い部屋に石像が無表情で立っていて、思わず頭を下げて挨拶をしてきました。

幼い頃から、人間の造ったものを拝んではいけないというような考えを刷り込まれてきた私も、仏教やヒンズー教の大きな遺跡に接すると、人間の力を超えた魂に響いてくるようなものを感じてしまいます。

さらに、我々高年齢旅行グループの方々の健脚ぶりにも、絶えずつきまとってくる土産物売りさんたちに決して負けない強烈な「値切り精神」(笑)にも、私は驚いてばかりなのでした。

(続く) 

旅日記・転用その1

2009年04月18日 | 今日の感動

心斎橋教室の今日、ジョグジャカルタツアーにご参加のYさんが、楽しく感激的な旅の様子をご報告下さいました。
そしてこれは、植樹された方たちに手渡される感謝状。


中には、ロイヤルシルク財団設立者でいらっしゃるパンバイヨン王女様のサインが。


植樹された方には一つ授与される金のマユで作られたブローチ。
教室の方のおみやげにと、い~っぱい買い込んでこられました!
へしゃがらないよう、お気遣いだったことでしょう。
お帰りには皆さんが早速胸元に。
次は、植樹した樹の成長ぶりを一緒に見に行きましょうと、皆さんを誘って下さるYさんでした。

今回、最年少参加の友人Midoが、実に上手くリポートしてくれてますので、それをそのまま引用させてもらうことにしました。らくちん~~be
皆さんもご一緒に、ジョグジャカルタの空気を体一杯、吸い込んでくださいね!


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Midoの旅日記 「インドネシア旅行 最大目的 」

この旅行は、普通の団体観光ツアーではありませんでした。
10日の日記に書いたように、マイミクConyの『みやび流押絵』がジョグジャカルタの文化に融合して新たな伝統産業になりつつあるところを、この身でこの目で体感することのできる貴重な体験でした。


その融合は、単にジャワ更紗(バティック)の布地を押絵に取り入れるだけではなく、現地特有の「黄金の繭」を作る蛾を育てる樹木の植樹活動を支援することに繋がり、私たちも実際に農園で植樹をさせていただきました。


ジョグジャカルタは雨季から乾季への移行時期で、この日も小雨が降ったり止んだりしましたが、大して雨には濡れることもなくカシューナッツ植樹ができ、農園の方々の用意してくださったオヤツやお茶をいただいたり、靴の裏についた赤っぽい粘土質の泥を落としながら歩きつつ木や花や実や実際の繭を見たり、・・・梅雨時のような蒸し暑さで全員汗ビッショリでした。


その後もバティック工房見学、王宮観光、黄金の繭製作工程見学、とスケジュールはギッシリ。

そして夕方、シャワーを浴びてからドレスに着替えて、いよいよ王女様御招待の王宮ディナーへ。 ちなみに、このツアー参加者は押絵の生徒さんやそのご友人方で、最高齢は80余歳・・・12名のうち私が最年少!・・・女性は何歳になってもオシャレしてお出かけすることに心躍ります。 疲労の色も見せずハシャギ気味の12名の少女(笑)。

ホテルの前から馬車10台に二人ずつ乗り込み、白バイ数台がサイレンを鳴らしながら先導して赤信号でも止まることなく王宮へゆっくり走ります。 前の馬車に乗っていたS君(Conyの息子ちゃん)の、代表者としての緊張感がよくわかりました(Sくんなんて言う無礼者は私だけです。みやび流4代目なのですから「先生」と呼ばなければいけません・反省・ごめんなさい)。

王女様は馬車を立って迎えてくださり、大きなテーブルについてから歓迎のご挨拶、Sくんの御招待御礼の挨拶、一人ずつの自己紹介(日本語)、乾杯、王宮料理、の後、それぞれの名前の入った感謝状を王女様から手渡され、握手していただいたり一緒に写真まで撮ってくださったり・・・まさに夢のようなひとときでした。

何よりも驚き感動したのは、王家の方々が地域の産業と国民の生活の向上に真剣に取り組んでおられるのを肌で感じられたこと。 そして、あのかわいかったSくん(先生)が頑張って、立派に産業支援を続けていること。 

いつも食事の度にビール瓶を何本も並べているSくんは、さすがにこの日はビールのお替りもせず、王女様の隣席で終始緊張していました。   

私たちの一本の植樹は、とてもとても小さな活動でしたが、今までは地図で探すこともあまりなかった国に関心を持つことができ、みんなで一緒に幸福になりたいね、と思えたことのきっかけになったと思います。
それぞれの名前の札がついている樹の成長ぶりを見に、また行きたいね、と、みんなで話しました。
(続く)