ボクのお気に入りの散歩道に 気になるお家があった・・
前にも何度か この建物の前で足を止めた
多分 このお家の土手際の道を 年間数百万人もの観光客が通りかかる
建てたご本人が亡くなられて 60年になるそうで 築後100年近くなるんだろうか
その人が詠んだ詩が刻まれた石碑が 旧軽井沢の二手橋の上方にあって
花さうび 花のいのちは いく年ぞ
時過ぎて たづぬれば 花はなく
あるはただ いばらのみ
こんな風に刻まれている・・
花さうび・・って (花そうび) バラの花 のことだよね
ここを通るたびに この詩が思い浮かんで この光景と重なっていた
去年だったか ここに手が入っていると噂に聞いて 姿が変わって行くのかと気になっていて
のぞきに行ってみた
無造作に伸び放題 枯れるがまま朽ちるままだった立木や倒木は取り払われていて
相当傷んでいただろう屋根の上はシートで覆われていた
誰かが 手を入れ始めて中断したままなんだろうか 新しく伸びたんだろう雑草が陽の光に
伸び盛りを迎えていて 手入れ後の時間の経過を見せていた
倒木や 朽木葉の下に埋もれて行く運命は逃れたようだけれど この先 どうなるんだろうね
全く違った光景になってしまうのも ボクは 寂しい気もするんだけれど・・・