3日間、バイトの記事を書きましたが、
高校の時の最後の三者面談を思い出しました。
その時、先生に言われたことを。
高校2年生の後期から、ケン太は週5クラスから、月2程度のコースに変わったのですが、
その時に担任も変わりました。
月2のスクーリングは、学校以外に出向くことも多く、その担任とはほとんど接触はなかったものの、
連絡事項や進路相談などはその先生が窓口になります。
高3になり、三者面談をしたいと担任から連絡があり、ケン太と学校に向かいました。
時期的に進路を決めなければなりません。
ケン太は一貫して「フリーター」
そのため、先生は、三者面談に持ち込んだようでした。
耳に痛いことを言われるだろうと予測していたケン太は、
何を言われても、うまくかわしてやろう・・・と、思っていたようでした
「〇〇ちゃん(先生です
)何を言ってくるか楽しみだわ」と。
そんな余裕も、見事に打ち砕かれたわけですが。
再度、確認しても、揺るがないケン太に、
「どうしてもフリーターになりたいのか?」に
「はい」
「フリーターになりたいのなら、バイトするべきじゃないか?」(ごもっともであります)
「・・・」
「どうしてバイトしない?」
先生の声に勢いが増し、表情も険しくなってきました。
その後・・・
高卒、大卒の職種の違い。
会社に就職した場合の平均初任給とフリーターの収入の格差。
将来、独り暮らしをした場合の最低生活費、
年金や健康保険料の支払いなど、具体的な金額で示し、
厳しい生活を強いられるのは間違いないというお話。
そして、一番、キツイのは金銭面ではなく精神面だと。
最初のうちはいいが、22歳を超えると、同級生が皆、働き始め、収入の格差が突きつけられる。
これまでは相手も学生で自由に会うことができても、そのような付き合いができなくなってくる。
何年もフリータをやっていると、年下の雇い主も多くなり、年下にこき使われるようになる。
せいぜいフリーターも32歳くらいまで。その後、正社員になろうとしても厳しい現実が待っている。
それらの話の後、再度、ケン太に意思を確認すると
「フリーターがいいです」と言いました。
先生は
「先生が何を言っても君は変わらないと思う。先生も変えようと思っているわけではない。
ただ、同じ男で、人生の少しだけ先輩として自分の経験や周りの友達の経験からの話だけはしておきたいと思った。
フリーターになるのならそれでいい。だけど、自分でそう選択するのだから、自分の人生は自分で責任を持つこと。
決して親の責任にはしないように」
頑ななケン太に「先生も変えようと思っているわけではない」と仰っていましたが、
先生の表情からはそんな気持ちは微塵も読み取れませんでした。
そう言って先生ご自身の気持ちを静めようとしていただけのように感じました。
最後、ご挨拶して失礼する時も、諦めと落胆の表情をにじませていて、
納得していないのは、はっきりとわかりました。
先生は、フリーターという不安定な道ではなく、進学または就職、
どちらかの道を選ばせたかったのだと思います。
先生のお立場としては当然かもしれません。
ここで心変わりをさせてやる!という意気込みで面談に望まれたのはわかりました。
結局は全面否定のままなので・・・
かえってケン太を頑なにしてしまったようにも思います。
ケン太はそういうタイプです。
厳しい話のあとに、少しでもいいからフォローがあれば嬉しかったです。
あまりにも夢も希望もない話を突きつけられたまま終わってしまったのは残念でした。
ケン太は今、23歳です。
フリーターです。
先生が危惧されていた年齢に達しました。
確かに給料は少ないです。
でも、大卒と収入の格差を感じて、精神面がやられることはありません。
大学を卒業して社会人になった友達とも繋がっていて、楽しく過ごしています。
32歳の時にどうなっているでしょうか。
今、改めて読み返すと、先生が言われていたのは、「地」の時代のように思われます。
今は、風の時代に入りました。
正社員になることに意義を感じる人も当時より減ってきているように思います。
ひとつだけ・・・
22歳にならなくても、32歳にならなくても、わかっていたことはありました。
ケン太は決して、どんな選択をしたとしても、親に責任を問うことはないということ。
先生は翌年、解雇されてしまいました。
生徒との交際が発覚したとかで?
ケン太の高校の在籍期間は2年にも満たなかったと思います。
そのことは友達からケン太の耳にも入ってきていました。
あの時の先生の言葉が力を失ってしまったのではないでしょうか。
残念です。
ケン太が高校を卒業して、その先生の話題になったことがあります。
「見た目もなんか、かわいいじゃない。嫌いっていう奴が多かったけど、俺は、結構、好きだったよ」って
(ちなみに男性です)
私はどうも、あの三者面談以来、あまりいい印象を持っていなかったのです。
あれ以来、変わらずフリーター希望で、結局、バイトもしていなかったケン太なので、
先生に挨拶に行かなければならないと思うと、気が重くて、卒業式も出なかった私です。
でも、当の本人は「結構、好きだったよ」って。
そういえば、ケン太の口から、先生の悪口などは聞いたことはないし、三者面談のことも、何も言っていませんでした。
いい印象を持たなかったのは私だけだったのか・・・
中学時代も、剣道部の顧問といろいろあり、結局、不登校になってしまったケン太ですが、
「先生の教え方は上手だ」と褒めていたしね。
ケン太は冷静ですね。
相手に否定されたから・・・いい感情を持てないとはならないようです。
ケン太のそんなところは凄いなと思います。
高校の時の最後の三者面談を思い出しました。
その時、先生に言われたことを。
高校2年生の後期から、ケン太は週5クラスから、月2程度のコースに変わったのですが、
その時に担任も変わりました。
月2のスクーリングは、学校以外に出向くことも多く、その担任とはほとんど接触はなかったものの、
連絡事項や進路相談などはその先生が窓口になります。
高3になり、三者面談をしたいと担任から連絡があり、ケン太と学校に向かいました。
時期的に進路を決めなければなりません。
ケン太は一貫して「フリーター」
そのため、先生は、三者面談に持ち込んだようでした。
耳に痛いことを言われるだろうと予測していたケン太は、
何を言われても、うまくかわしてやろう・・・と、思っていたようでした

「〇〇ちゃん(先生です

そんな余裕も、見事に打ち砕かれたわけですが。
再度、確認しても、揺るがないケン太に、
「どうしてもフリーターになりたいのか?」に
「はい」
「フリーターになりたいのなら、バイトするべきじゃないか?」(ごもっともであります)
「・・・」
「どうしてバイトしない?」
先生の声に勢いが増し、表情も険しくなってきました。
その後・・・
高卒、大卒の職種の違い。
会社に就職した場合の平均初任給とフリーターの収入の格差。
将来、独り暮らしをした場合の最低生活費、
年金や健康保険料の支払いなど、具体的な金額で示し、
厳しい生活を強いられるのは間違いないというお話。
そして、一番、キツイのは金銭面ではなく精神面だと。
最初のうちはいいが、22歳を超えると、同級生が皆、働き始め、収入の格差が突きつけられる。
これまでは相手も学生で自由に会うことができても、そのような付き合いができなくなってくる。
何年もフリータをやっていると、年下の雇い主も多くなり、年下にこき使われるようになる。
せいぜいフリーターも32歳くらいまで。その後、正社員になろうとしても厳しい現実が待っている。
それらの話の後、再度、ケン太に意思を確認すると
「フリーターがいいです」と言いました。
先生は
「先生が何を言っても君は変わらないと思う。先生も変えようと思っているわけではない。
ただ、同じ男で、人生の少しだけ先輩として自分の経験や周りの友達の経験からの話だけはしておきたいと思った。
フリーターになるのならそれでいい。だけど、自分でそう選択するのだから、自分の人生は自分で責任を持つこと。
決して親の責任にはしないように」
頑ななケン太に「先生も変えようと思っているわけではない」と仰っていましたが、
先生の表情からはそんな気持ちは微塵も読み取れませんでした。
そう言って先生ご自身の気持ちを静めようとしていただけのように感じました。
最後、ご挨拶して失礼する時も、諦めと落胆の表情をにじませていて、
納得していないのは、はっきりとわかりました。
先生は、フリーターという不安定な道ではなく、進学または就職、
どちらかの道を選ばせたかったのだと思います。
先生のお立場としては当然かもしれません。
ここで心変わりをさせてやる!という意気込みで面談に望まれたのはわかりました。
結局は全面否定のままなので・・・
かえってケン太を頑なにしてしまったようにも思います。
ケン太はそういうタイプです。
厳しい話のあとに、少しでもいいからフォローがあれば嬉しかったです。
あまりにも夢も希望もない話を突きつけられたまま終わってしまったのは残念でした。
ケン太は今、23歳です。
フリーターです。
先生が危惧されていた年齢に達しました。
確かに給料は少ないです。
でも、大卒と収入の格差を感じて、精神面がやられることはありません。
大学を卒業して社会人になった友達とも繋がっていて、楽しく過ごしています。
32歳の時にどうなっているでしょうか。
今、改めて読み返すと、先生が言われていたのは、「地」の時代のように思われます。
今は、風の時代に入りました。
正社員になることに意義を感じる人も当時より減ってきているように思います。
ひとつだけ・・・
22歳にならなくても、32歳にならなくても、わかっていたことはありました。
ケン太は決して、どんな選択をしたとしても、親に責任を問うことはないということ。
先生は翌年、解雇されてしまいました。
生徒との交際が発覚したとかで?
ケン太の高校の在籍期間は2年にも満たなかったと思います。
そのことは友達からケン太の耳にも入ってきていました。
あの時の先生の言葉が力を失ってしまったのではないでしょうか。
残念です。
ケン太が高校を卒業して、その先生の話題になったことがあります。
「見た目もなんか、かわいいじゃない。嫌いっていう奴が多かったけど、俺は、結構、好きだったよ」って
(ちなみに男性です)
私はどうも、あの三者面談以来、あまりいい印象を持っていなかったのです。
あれ以来、変わらずフリーター希望で、結局、バイトもしていなかったケン太なので、
先生に挨拶に行かなければならないと思うと、気が重くて、卒業式も出なかった私です。
でも、当の本人は「結構、好きだったよ」って。
そういえば、ケン太の口から、先生の悪口などは聞いたことはないし、三者面談のことも、何も言っていませんでした。
いい印象を持たなかったのは私だけだったのか・・・
中学時代も、剣道部の顧問といろいろあり、結局、不登校になってしまったケン太ですが、
「先生の教え方は上手だ」と褒めていたしね。
ケン太は冷静ですね。
相手に否定されたから・・・いい感情を持てないとはならないようです。
ケン太のそんなところは凄いなと思います。