私が読んでいる、認知症関連のメルマガの記事です。
タイトルもそのままです。
患者さんに聞いた話をシャアしたいということで、書かれた記事。
私もシャアさせてください。
==================
Aさんは子供さんを体操教室に通わせていて
そこで起きた出来事を話してくれました。
その日、初めて教室に来たBさんとそのお子さん(5歳くらい)。
教室で子供たちが遊んでいるとその中の誰かが蹴ったボールがBさんの子供に当たってしまい
その子は泣き始めてしまいました。
子供が遊んでいるとよくある景色ですが問題はここからです。
『誰ですかボールをこの子に当てたのは!?
泣いてるじゃないですか!?
この子は心が傷付きやすい病気なんです!
気をつけてくれないと困ります!』
とBさんは怒鳴ったそうです。
ボールを蹴った子が特定されてからもその子に向かって
『この子が謝るまで私は帰りません!早く謝りなさい!』
と怒鳴っていたそうです。
じゃあその泣いていたBさんの子供はその後どうだったかというとケロっとしていて
怒鳴っている母親を横目に他の友達と遊んでいたそうです。
みなさんはどう思いますか?
はっきり言って、このような親はぶっちゃけ珍しくもなんともありません。よく居ます。
いつも言っていますが子供を病気にするのはいつだって親です。
本当に心が傷付きやすいのだとしましょう。
実際に精神科に連れていけばそのように診断されるでしょう。
Bさんのお子さんはもしかしたら診断されているのかもしれません。
ですが、大勢の人の前で病人なんだと言われたら
その子は、『自分が病気なんだ』ということを認識していきます。
これは『うちの子、人見知りなんですぅ』も一緒です。
親が子供を人見知りだとその子の前で言いふらしていると
親が言ってるんだから僕は人見知りなんだなぁと認識し、人とコミュニケーションを取ることを拒否していきます。
人見知りでないといけないとすら思っているのです。
それだけ親の放つ言葉はその子供の人格形成に大きく関わるのです。
子供は勝手に病院には行きません。
病院に連れていくという判断は親しかできません。
はっきり言いますが僕は子供であろうと大人であろうと
精神科が第1選択になるのは反対です。
調べもせず、学びもせず、病院に連れていき、医者に丸投げし、何も考えず、言われるがまま薬漬けにしていく。
毒親と言っても過言ではありません。
しかしこれは、親からすると全て良かれと思ってやっているからさらに厄介です。
子供はそのままでいいのです。
大人の作った枠にはめ込む必要などありません。
子供が感じる狭苦しさを作っているのは大人です。
そこに気付き、行動を変えていく必要があります。