最近、ちょっと気になる言葉が「逃げ癖」
例えば、不登校だった子が学校に行けるようになり、しばらくは順調に登校できていたけど、
どこかで崩れてしまい、また休むようになる。
最初に「休む」って結構、勇気がいるものだと思いますが、
次には「休む」ことへのハードルが少し低くなってしまっていたりする。
不登校を経験した子は、何かあったら、また休む選択をしてしまいがちとは思います。
あの時、頑張って行けたのに・・・
あの時の勇気をしぼり出せば、行けるのでは?
そうしようとしない(ように見える?)子どもの姿に・・・
「また逃げてしまっている」と思ってしまう。
「休む」ことが「逃げる」こと。
「逃げる」ことが「ダメ」なこと。
そう、決めてしまっていいのだろうか・・・とも思います。
9月1日に命を絶ってしまう子は・・・・
学校に行こうとしている子。
何があっても学校を休んではいけないと思っている子。
つまりは・・・とても真面目な子。
・・・なんだと思います。
先日、社会人の拒食症の方の記事を読みましたが、
なにがあっても仕事だけは休んではいけない・・・と思っていたそうです。
そしてどんどん痩せていく・・・
「頑張り過ぎる子」の方がかえって怖くないですか?
頑張ろうとする子の中には・・・
「休んだらお母さんが悲しむから」・・・という母思いの優しい子もいます。
「母の悲しそうな顔」が子どもにプレッシャーを与えてしまっている。
きっと、呆れ顔や怒り顔はもっと子どもにダメージを与えている。
昨日のドラマの記事もそうです。
「あなたは正しい子ね。しっかり者ね」という姉への声掛けは、
そうでなければならないだ。そうであれば母は嬉しいんだ・・・
と子どもにプレッシャーを与えているだけでした。
「逃げ癖が抜けていない」「また逃げ癖が・・・」
と思うことは、「逃げることはよくない」とプレッシャーをかけること。
確かに「逃げ」なのかもしれないです。
頑張れば行けるのかもしれないです。
でも、行こうとすると体調に出てきたり・・・
決して、怠け心で「行かない選択」をしているわけではないと思います。
ゲームしたいから休んじゃえ・・ではないはず。
けん太は中学生の不登校の時、家でゲームし放題でした。
たまに友達が来て遊んでいた時もありました。
一見すると「楽しい不登校」
でも、夜は不安で寝れなかったそうです。
だいぶ経ってから知りましたが・・・
そこで「逃げ癖」と思われたら・・・
本人が一番、苦しんでいるのかもしれません。
それを忘れてはいけないと思います。