忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

双調平家物語 9

2010-01-08 19:52:39 | BOOK
「双調平家物語」の9巻を読みました。
今回も秀作で、このシリーズを読み始めて
初めて泣いてしまいました。
為義の幼い4人の子どもたちが手にかけられる、
「船岡山」の章。
涙なくしては読めません。
4人の子どものうちいちばん末であった7歳の天王。
その乳人である、平太の嘆きよう。
なぜ彼らは命を落とさなければならなかったのか・・・。

冷酷なまでに法を信じ、全うしようとする信西。
その信西に翳りが見えはじめます。
後白河法皇が寵愛してやまない信頼、傾国の臣。
その二人が対峙する「安禄山絵巻」「信頼奮起」の章は圧巻です。
清盛が都を空けた日。
ついに信頼がことをおこす、平治の乱。
さて続きは・・・。

次巻が待ち遠しいです。
コメント
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