日本の企業は、原子力発電所の清掃のために生活困窮者を募っています。
日本国内に原発が建設され清掃が始まるようになると、大量の放射線をあびて多くの作業員が被曝し癌で亡くなっていますが、決して発表されることなく闇から闇に葬られて今日に至っています!
福島第一原発には、常に、もう失うものを何も持たない労働者達のための仕事があります。
浮浪者が東京の公園で、住居としていた4つのダンボールの間で眠っていた時、二人の男が彼に近づき、その仕事の話を持ちかけた。
特別な能力は何も必要なく、前回の工場労働者の仕事の倍額が支払われ、48時間で戻って来られる。
2日後、この破産した元重役と、他10名のホームレスは、首都から北へ200kmに位置する発電所に運ばれ、清掃人として登録されて作業するようになりました。
現場監督が、特別な服を配り、円筒状の巨大な鉄の部屋に彼らを連れて行き作業をさせました。30度から50度の間で変化する内部の温度と、湿気のせいで、労働者達は、3分ごとに外へ息をしに出なければならなかった。
放射線測定器は最大値をはるかに超えていたため、故障しているに違いないと彼らは考えた。
一人、また一人と、男達は顔を覆っていたマスクを外した。
「めがねのガラスが曇って、視界が悪かったんだ。時間内に仕事を終えないと、支払いはされないことになっていた」。
浮浪者達は回想する。
「仲間の一人が近づいてきて言ったんだ。俺達は原子炉の中にいるって」。
この福島原発訪問の3年後、東京の新宿公園のホームレスたちに対して、黄ばんだ張り紙が、原子力発電所に行かないようにと警告を発している。
「仕事を受けるな。殺されるぞ」
彼らの多くにとっては、この警告は遅すぎたようです。
日本の原子力発電所における最も危険な仕事のために、下請け労働者、ホームレス、非行少年、放浪者や貧困者を募ることは、30年以上もの間、習慣的に行われてきたことなのです!
そして、今日も尚、続いていことなのです。
慶応大学の物理学教授、藤田祐幸氏の調査によると、この間、700人から1000人の下請け労働者が亡くなり、さらに何千人もが癌にかかっているという。
いくつかの国内最大企業と、おそるべきマフィア、やくざが拘わる慣行について知る人はほとんどいません!
やくざは、電力会社のために労働者を探し、選抜し、契約することを請負っているのです!
電力会社は、原子炉の清掃員については、やくざに頼り切っています!
やくざが原発親方となるケースが相当数あり、日当は約3万円が相場なのに、彼等がそのうちの2万円をピンハネしているのです。労働者は危険作業とピンハネの二重の差別に泣いていますが、彼らを通さなければ仕事に従事することは出来ませんので、泣き寝入りしています!
これは、70年代に静かに始まり、原発が、その操業のために、生活困窮者との契約に完全に依存するに至るまで拡大されてしまったのです!
日本は近代化の進んだ、日の昇る場所ですが、この人々にとっては地獄であるということです。
日本は、第二次世界大戦後の廃墟の中から、世界で最も発達した先進技術社会へと移るにあたって、20世紀で最も目覚しい変革をとげましたが、その影では多くの労働者が人柱となっています!
日本の近代化は、かなりの電力需要をもたらし、日本の国を、世界有数の原子力エネルギー依存国に変えてしまいました。
そのため常に7万人以上が、全国9電力の発電所と52の原子炉で働いているのです!
発電所は、技術職には自社の従業員を雇用しているが、従業員の90%以上が、社会で最も恵まれない層に属する、一時雇用の、知識を持たない労働者なのです。
下請け労働者は、最も危険な仕事のために別に分けられます。
原子炉の清掃から、漏出が起きた時の汚染の除去、つまり、技術者が決して近づかない、そこでの修理の仕事までやらされています!
原子力産業における初期の悪習の発覚後も、貧困者の募集が止むことはありません。誰の代行か分からない男達が、頻繁に、東京、横浜などの都市を巡って、働き口を提供して回り、作業に潜む危険を隠し、ホームレスたちを騙して原発の清掃現場へと連れて行きます。
発電所は、少なくとも、毎年5000人の一時雇用労働者を必要としており、少なくともその半分は下請け労働者であると考えられます。
最近まで、日本の街では生活困窮者は珍しかったのですが、折からの経済不況により、浮浪者を見かけないことはほとんどありません。
原発は余剰労働力を当てにしているのです!
日本は、12年間経済不況の中にあり、何千人もの給与所得者を路上に送り出し、一人あたり所得において、世界3大富裕国の一つに位置付けたその経済的奇跡のモデルを疑わしいものにしています。
多くの失業者達が、家族を養えない屈辱に耐え兼ねて、毎年自ら命を絶つ3万人の一員となっています!
そうでない者はホームレスとなり、公園をさまよい、自分を捨てた社会の輪との接触を失っているのです!
原発で働くことを受け入れた労働者たちは、原発から原発へと、病気になるまで、さらにひどい場合、見捨てられて死ぬまで、仕事を求めて回る放浪生活を指しています。
「貧困者の契約は、政府の黙認があるからこそ可能になります」。
日本の当局は、一人の人間が一年に受けることが可能である放射線の量50mSvと定めています。
大部分の国が定めている、5年間で100 mSvの値を大きく超えています。
理論上、原子力発電所を運営する会社は、最大値の放射線を浴びるまでホームレスを雇用し、その後、彼らの健康のために解雇し、ふたたび彼らを路上へ送り出します!
現実は、その同じ労働者が、数日後、もしくは数ヵ月後、偽名でふたたび契約されているのです。
そういうわけで、約10年間、雇用者の多くが、許容値の何百倍もの放射線にさらされている説明がつきます。
防護服は、常に着用するわけではなかったようです。
電力会社は、その威信を利用し、人々を騙し、人が毒される危険な仕事に人々を募っているのです!同じ日本国民として生まれながら、何故、このような目に遭うのでしょうか?悲惨どころの話ではありません!
反社会的な犯罪でしかありません!
こうまでして、この国に原発が必要なのでしょうか?
答えは、ノーです!