石原伸晃の「美味しんぼ」への言論弾圧は、「鼻血表現」の部分を彼が気にくわなかったからでなく、大阪のガレキ受け入れによる健康の被害疑惑について書かれているから。大阪の「維新」には父親がいるしね。(画像クリック)
作品に実名で登場した前福島県双葉町長の井戸川克隆さん(67)が9日、東京都内で記者会見し、「実際、鼻血が出る人の話を多く聞いている。私自身、毎日 鼻血が出て、特に朝がひどい。
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発言の撤回はありえない」と述べた。石原伸晃環境相が同日作品に不快感を示したことについて「なぜあの大臣が私の体について うんぬんできるのか」と批判した。
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発言の撤回はありえない」と述べた。石原伸晃環境相が同日作品に不快感を示したことについて「なぜあの大臣が私の体について うんぬんできるのか」と批判した。
「なぜあの大臣が私の体について うんぬんできるのか」と井戸川元双葉町町長。
(気分転換のために、たまには「だ・である調」で書いてみる)
「あの大臣」が、現在は一般人である井戸川氏に難癖をつけている理由は、「鼻血が出たこと」と放射能とを関連付けられると困るからだ。ではない。
原発事故から3年も経っているのに、しかも、伸晃は原子力防災担当大臣でありながら、内部被曝のメカニズムさえ知らないし、学ぼうともしない。
伸晃の言う「不快感の理由」の本当の理由は別にある。それは最後に書こうと思う。
9日の閣議後の記者会見で「その描写が何を意図して、何を訴えようとしているのか全く理解できない」と批判したというが、石原が「全く理解できないのは」福島第一原発の現状だ。いや、この男には、ほとんどのことが理解できないのだ。
この男の脳内では化学反応が起こっている。おそらく、彼の迷走発言からすると、そうなんだろう。
今年1月4日、「手抜き除染」問題が発覚したとき、彼はなんと「行方不明」になって騒がれた。
伸晃の姿は後の国会答弁のとおり、都内から「1時間以内」の神奈川県某所で目撃されていた。責任を追及されることを恐れて逃げたのだ。
後にマスコミに追及されても、ノラリクラリ。
最初の内は、「関係者にあいさつ回りをしていた」と記者に答えていたが、真っ赤な嘘。その後、ゴルフ場で遊びほうけていたことが判明。
彼は知っていても永田町に帰らずゴルフを楽しんだ。
「手抜き除染」問題が発覚したときの記者会見で、記者が福島第一原発の様子を訊ねても、「わからない」を繰り返すだけ。この男を原発防災担当にしておくことは、国民にとって、あまりにもリスクが高すぎるのだ。彼はまた必ず「やらかす」はずだ。次は大きいかもしれない。
記者の質問にも「除染の補助金などミクロの話」などと、わけのわからない返しをしながら、結局、「除染費用など勝手に負担しろ」と言わんばかりの酷薄な回答。
間違いなく、この男の脳内では化学反応が起こっている。
これまでも、常識人にはまったく理解不能の発言を繰り返してきた伸晃。彼の舌禍は枚挙にいとまがない。
【石原伸晃の脳内被曝トンデモ語録の数々】
●9.11テロ→「歴史の必然」
●放射線測定→「市民に線量を計らせないようにしないといけない」
●反原発→「集団ヒステリー」
●福島第一原発→「サティアン」
●生活保護→「ナマポ」
「テロ」が歴史の必然という伸晃の脳は、すでに終わっている。アメリカ人は、激怒するというより唖然としているのだ。
さすが、「津波は天罰」と言った慎太郎の息子だけある。
しかし、ラテンの血は熱かった。
「集団ヒステリー発言」には、日本に同情的だったイタリア人も猛反発。それは国際問題に発展した。そして、国益を大きく削いだのだ。
石原の「集団ヒステリー」発言に対する在日イタリア人は撤回を要求。ここでも事後の対応は事務所任せで本人は知らんふり。
「福島第一原発はサティアン」発言は、ここを読んで。なぜ「オウム」が出てきたのか。
ネット住民は、「またかよ、この馬鹿息子が」とあきれ果てている。
生活保護→「ナマポ」は不気味。彼は、2ちゃんねるを良く見ているらしい。
こちらには、さらにたくさんのまとめが用意されている。
こんなにあった!石原伸晃氏のこれまでの失言まとめ
抱腹絶倒のイカレタ男・「石原君語録」を、もっとお楽しみいただきたい。
ゴルフとプチ整形には異常に執心するが、その他のことはまったくだめ。
石原が国交相時代、「道路公団の藤井総裁が、政治との癒着に言及。私がしゃべったら死人が出る」の発言にビビりまくりで大騒ぎ。
しかし、その後、トラック業界の団体に政治資金集めのためのパーティー券を買ってもらっていたことが発覚した。
これだけの重大な舌禍を繰り返し、醜態を晒しまくっている伸晃君が、下手をすると「ヤブヘビ」で自滅しかねない「放射能」発言に対して弾圧を加えるという、彼の能力をはるかな超えた無謀な行為に出たのはなぜなのか?
もちろん、これは違法行為と言われても仕方がない。理研のSTAP細胞論文には吠えないね。背景にはアメリカがあるから。
弱気をくじき、強きを助けるのは、自民党の真骨頂。
本当の理由は、大阪のガレキ問題の再燃を防ぎたかったからだろうね。
何しろ、大阪は、公営水道事業の運営権さえ売却してしまう破天荒ぶりを発揮しているし、父親のいる「維新」はTPP賛成、原発容認、カジノ推進、民営化賛成、不潔なことが大好きな超売国王国だから、いざとなれば自民党にとっては頼もしい助っ人になってくれる。水面下では、もちつもちれつで、こんなところにも「石原親子の絆」が発揮されるのだろう。
それにしても、伸晃の功績は大きい。
コジコジ以外のマンガが大嫌いな私が、美味しんぼシリーズをネットで注文したんだから。
伸晃、その調子で「美味しんぼ」のセールス・プロモーションを頑張ってくれ。
なになに、美味しんぼと小学館に抗議している双葉町の人たち?
ここまでくると、ストックホルム症候群なんだろうね。
双葉町の委員、高野重紘氏が「鼻血が出て止まらなかった」と証言している。いったい、双葉町の人間はどうなっちゃったんだろう。
ますます福島産は食べたくなくなった。
放射能汚染だけが問題なのではない。作っている人の心がここまで汚染されてしまったら、誰でも食べたくないだろう。抗議した双葉町の人々は、福島県全体を汚染しているのだ。
ついに来るべき時が来ましたね!
放射能被害が甚大になってきたのです!