たった3人でこの迫力ある演奏、ライブで絶大なる反響を呼びながらクラプトンは数年で次々と新グループを作っていった。
「Sitting On Top Of The World」ボーカルはクラプトンと思うが、これだけ歌えるんだ
彼らはブルースをしっかり吸収してロックを芸術的に壮大に改革していった
音楽性に重みがあるのだ、悪い意味の軽いアイドル思考ではない。
「Badge」フレーズはGeorge Harrisonの「美しき人生」で、使われているものと同じだ、そうかハリスンも参加している、だからこのLPはビートルズぽいんだね
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この頃はハードロックやニューロックと呼ばれていた。
じきにハードロックの時代が、30年以上続くこととなる。
ある意味今も、根強い音楽スタイルを持ちハードロックはいなくなってはいない。
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「Steppin`Out」13分39 この辺の、これでもか、これでもかと聞かせる演奏はビートルズでは無理だ
ある意味ビートルズはスタジオミュージックグループで、他に才能のあふれる職人などに囲まれあれだけ大きくなっていったのはとにかくオリジナルの作成能力なのだ。
これさえ持っていれば演奏下手、歌も下手、ルックスもイマイチでも、落ちて行かず延々と語り継がれるのだ
これに対し、ライブで圧倒的存在感を見せるのがクリームだった。
幾人のプロのリードをギターリストがクラプトンに憧れたことか、実力が斗出したトリオでした。
「Strange Brew」
ニューロックはハードな基本面を残しながらいろいろなスタイルへと挑戦していった、このナンバーもそうです。
最後に
「Crossroads」
「ビートルズは嫌いだ、エリック・クラプトンは気狂い的に好きだ」と言う通はいくらでもいる・・・。
これがどの程度弾けるかで、下手くそか上手かが分かるのだ