《 不動産の基礎 》
(不動産って何)
・お金を意識して不動産を見ましょう。
1️⃣ 樹木、石垣は土地の1部とみなします。
建物は別種の不動産です(ただし経済的価値のある盆栽などは独立した不動産と云う見方をされます。)
2️⃣ 建物:屋根と周璧等などがあり、土地に定着したもの、ですからDIYで作る屋根のない小物は建物とみなされないで、税の対象とならない可能性が高いです。
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(不動産の特性)
1️⃣ 個別性→同じものが2つ存在しない「非代替的」である。
2️⃣ 公共性→ ある意味、国民共有の資産である。
一定の要件を満たしその土地に契約なしで10年以上住み続けられれば居住権が発生し、20年以上住むと法律的にもその原野はあなたのものになるかもしれないのです。
だんだんと所有者の自由にならなくなってくる性質を持つものです。
3️⃣ 非流動性→タイミングよく売却できない。
換金する場合は長い時間を計画しなければならず非常に流動性が低いのです。
4️⃣ 保有コスト→税金、修繕費用、雨、雪災害対策としての新たな防壁設置など相当な出費を覚悟しなければなりません。
5000万円でしたら最低1,000万円は積み立てておくべきでしょう。
約12年に1回の外壁塗装だけでも200万円から600万円位かかります。
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(土地の価格)
路線価: 1月1日を基準日として7月に国税庁から公表され、相続税や贈与税の算定基準として用いられて公示価格の80%が目安となります。
固定資産税評価額: 3年に1度見直され、市町村から出され不動産取得税や固定資産税の評価額として用いられる。公示価格の70%が値安となる。
公示価格:毎年1月1日に国土交通省から公表され、標準値における単位面積あたりの価格、土地取引価格の指標、公共事業用地取得のための補償額算定基準に利用されます。
基準値標準価格: 毎年7月1日に都道府県から土地の利用状況等の標準価格として公表されて公示価格を補完する役割を担っています。
実勢価格: 実際に売買される取引価格で「時価」とも呼ばれる。
取引のない土地は周辺の類似例から推定して決めます。