あなたに会いに

ケイタイ。

賑やかし。
フクロウとケロッグ２匹とカエルと、
なにやら怪しげな印度方面の魔除け。

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日に１度か、
ともすれば４度も通りすがりに覗いたり。

系列の他店まで見に行っては徐行したりして。

追っかけしているガソリンスタンドのテンチョー。


テンチョーの姿を視野に入れた時が給油の時と心に決めて、
そのタイミングを待っていたのだけど。

ここ何日もテンチョーを発見できなくて、
またまた給油ランプが赤く点るところでした。


今日、意を決してガソスタへ向かいます。

見知らぬバイトと思しき男の子の、
オーライの声に誘導され真ん中のレーンを進むと。

バックミラーに、テンチョーの姿を発見するのでした。

やった！！と車中で小さなガッツポーズをする私。


実は、もしテンチョーが担当してくれたら、

　「しばらくこの価格で行きそうですか？？」

とか。

　「他のお店も廻られてます？？」

とか。

　「ずいぶん涼しくなりましたね！！」

なんて、セリフを用意していたんだけど。


結局、一度もテンチョーと会話する機会には恵まれませんでした。

タンクローリーが入店してきて、
その対応やレジのあたりでなにやら書類に書き込みしていたり。

他の店員さんと話しながら見せる笑顔が、
ちょっと離れたところから見えました。

ハンドルに抱きつくようにしながら、
しばしジーッと熱視線を送ってました。


ガソスタに滞在する時間は、
なんでこんなに短くあっという間なんでしょう。

名残惜しく思いながら、お店を後にして。


用意していたセリフの一つも言えなかったこと残念に思いながら。

それでも顔見れただけ、いいかな。


清涼剤、満タン入りました。