食べ歩きとハイキングの旅

酒どころ&ワイナリー、美味しいものを求めて日々散策しております。

まるで美術館の宿!! 奥飛騨温泉郷、ペンション木之下へ~♪

2021年07月24日 | 旅行

◇当方ワクチン接種済みで、緊急事態宣言も、まん延防止等重点措置も発令されていない地域に住んでおります◇

夏は涼しい所に行きたい・・・(^^)/

今回は涼を求めて、関東→新穂高ロープウェイ→飛騨高山→新平湯温泉の2泊3日のお出かけです♪

 

飛騨高山はちっとも涼しくないんですけどね、とろろ飯を頂きたかったもので・・・。

旅の2泊目の宿は、奥飛騨温泉郷・新平湯温泉にある、美術館のような宿「ペンション木之下」です♪

国道471号から少し横道に入った場所にあります。

標高が高くて涼しく、静かな山の雰囲気を満喫できそうです。

 

館主であり、日本画家である木下弘勝さんの描かれた奥飛騨の風景画約40点が飾られているのだそうです。

そして、24時間いつでも入浴可能な源泉かけ流しの温泉、飛騨牛の炭火焼がメインの食事がとても美味しいのだそうな。

大人すぎる年齢の私共が求めているものとして、ピッタリだと感じました。

 

入ってすぐのフロントにも多くの日本画が飾られています。

風景画がほとんどなのですが、わずかに女性も描かれています。

もしや、若き日の女将さんなのでしょうか!?

案内された二階の廊下も、階段も、惜しげなく飾られています。

通された部屋にも絵画は飾られています。

こちらの屏風絵も幻想的で優雅な気分になります。

館内の雰囲気は、まるで美術館・・・というのは、偽りなしです!!

 

温泉です。

男女別の源泉かけ流し。

広くはありません、二人も入るといっぱいな感じなのですが、誰とも一緒になる事はありませんでした。

 

庭の向こうに露天風呂が見えています。

男女別の入り口があり、脱衣所は別々です。

脱衣所からお湯への入り口は石で仕切られていますが、中は完全に混浴です。

木の垣も隙間だらけで外からは見えそうですが、外には何もありません。

 

誰もいないときは、貸切りにしても良いということですが、どうすれば貸切に出来るのでしょうか?

女将さんに訊ねると、

「使用中の時は、大体、他の方は入ってきません。そのまま、お使いください」との事です。

なるほど、確かに下足が置いてあれば他の方の使用中には入りませんね・・・。

 

夕食の支度をしているのが見えますが、縁側には足湯もあります。

 

源泉かけ流しで、他の方と出会う事もない規模でしたのでそれぞれのお湯は楽しめました♪

 

さて、お食事です。

真ん中に大きな柱がありますので他のお客さんは気になりません、

どの席でも外の景色が絵画の様に綺麗に見えます。

料理は、お肉のタレにいたるまで、すべて手作りです。

自家製の濃厚胡麻豆腐

胡麻たっぷりで風味が良いです。

ゼンマイとこも豆腐の煮物

『こも豆腐』は、飛騨高山の郷土料理です。

燻製5種盛り合わせ

燻製はロールチキン、ささみ、チーズちくわ、スモークチーズ、卵で、季節のつけものが添えられています。

甘エビの刺身

日本海で水揚げされる、鮮度の良いものだそうです。

飛騨牛の炭火焼

赤み部分と、ジューシーな脂が滴るサシの多い部分と2種の盛り合わせです。

加熱しすぎないように、軽く焼いていただくとトロリと美味しいです。

ご飯は、大きなおひつから、各自でよそいます。

柔らかめなのに粒がしっかりとしていて、とても美味しいです。

スイカのシャーベット

 

お酒なのですが、「最初にビールの方~!!」と声掛けがあり、お願いするとビールが提供されます。

その後、他のお飲み物は声掛けがありません。

 

他に何があるのか尋ねると、

「お酒とか、冷酒、ワインもございますよ」

ワイン(大)って、ボトルということでしょうねぇ。

お願いすると、少し考えて

「昨日、冷えたワインがみんな出てしまって。冷えてなくてもよろしいですか」

と尋ねられました。

赤ワインなのですから、もちろん、かまいませんよ!!

そこで提供されたのは、メドックの2011年ものではありませんか!!

まさか、これがメニュー表に書かれている「ワイン(大) 2000円」じゃないですよね!?

美味しい~っ!!!

シャトー ブレニャン 2011年 AOCメドック、フルボディーの辛口でとても香りが良く、柔らかな口当たりは飛騨牛にピッタリです。

ここで宿泊料よりも高いワインが提供されるはずはないでしょうから、4-5千円なら結構です、値段は確認致しません(^^)/

お隣の席の方は白ワインを注文したようで、銘柄までは分かりませんが、それまたドイツの辛口のようです。

ここの主は、こだわりがあるのでしょうか。

 

朝は薪を燃す香りで目覚めました。

今度は、朝食です。

牛肉やお豆腐の朴葉焼です。

なめこと豆腐の味噌汁

玉子豆腐、野菜の煮物と白身魚の揚げ物、漬物。

サービスで、燻製醤油を使った玉子かけご飯。

どれも美味しく食べ過ぎてしまいそうなのに、追加とは!!

燻製の香りが食欲をそそります。

朝のデザートは生のフルーツやくずもちにソーダ水が注がれています。

 

ところで、涼しかったでしょうか。

ツインのトイレ付和洋室ですが、四方にぐるりと日本画が飾られています。

この部屋が良いです~♪

角部屋なのでお隣を気にすることなく、テレビでオリンピックを観戦する事が出来ました。

 

こちらの部屋には暖房、扇風機はありますが、クーラーはありません。

夜は寒いくらいで、クーラー不要の涼しさでした(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

飲み物の持ち込みは自由なのですが、ポットもコップも用意されていません。

ダイニングでお茶は頂けるようです。

 

タオル、歯磨きセット、寝間着も用意されていません。

フロントに伝えれば出してくださるようなのですが、寝間着持参の方には

「エコに協力してくれた」ということで、

自家製の燻製ナッツがプレゼントされます。

もちろん、お酒がすすみます!!

持ち込んだ酒瓶やゴミは持ち帰らせていただきます~♪

 

誕生月に宿泊すると、主の描かれた絵がプレゼントされるとか。

 

これはもう、誕生月に再度来るしかありません!!

9月には新穂高ロープウェイで星空観賞便があるそうですから、セットで利用できたらよいです

(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

問題は、食後に星空観賞の場合、お酒を飲まないで過ごす事が出来るか…という点ですが"(-""-)"

この宿は最新の設備ではありませんし、アメニティは揃っていない、ご夫婦お二人でなさっていますので、

混雑時には忙しそうで説明の行き届かない点があるかもしれません。

 

しかし、ほぼ満室状態でも、温泉は他の方と重ならないで利用できましたし、何よりも手作りの料理がおいしいです。

他の宿泊客の方たちも、落ち着いた雰囲気の方が多く、静かに自然を楽しんで過ごす事が出来ました。

 

そうそう、気になったワインの価格ですが、メニュー表のとおりの2000円でした!!

チェックアウトの時に女将さんに

「お会計が安すぎませんか?」

と訊ねましたら、

「あれは特別なんですよ~!!」

と笑いながら説明してくださいました。

「いつもお出ししているワインが売り切れてしまったものですから、急遽、自分たち用のものをお出ししたんです。

いつもは別のものですのよ~」と。

 

笑顔で気持ちよくお見送りいただきました。

必ず、リピート致しますね(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

(美術館ペンション木之下)

TEL 0578-89-2436

〒506-1433岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根1825−1

公式HP : 【公式】奥飛騨温泉郷 平湯温泉『ペンション木之下』飛騨高山の美術旅館 (pkinoshita.com)


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