(「昼間編」の続きでございます)
今回の三連休は、梅雨時のさわやかな旅行先として
「高野山 & 灘の酒造」を計画致しました。
高野山でメインの観光スポットである奥の院は、今も弘法大師様が瞑想されているということで、
片道2キロの参道なのですが、両側に約20万基の供養塔やお墓があると言われています。
同じ場所を、昼間とナイトツアーの2度に渡って参拝してみました。
どれだけ、お墓好きなのでしょう!!
昼間は何気ない場所であっても、後でお話を聞くとなかなかですよ・・・(^_^;)
奥の院ナイトツアーは、19時に恵光院境内に集合です。
多くの宿泊施設は門限が21時なのですが、間に合うようにバスで送り届けてくれます。
ただし「蓮花院へお泊りの方」だけは、門限の都合で参加できないそうです。
あれまあ、外国人ばかりじゃないですか~?
同じ内容で、英語と日本語に分かれました!!
日本語チームの案内人であるお坊さんが、奥の院入口で概要を説明して下さいます。
3つの橋がありますが、最初の「一の橋」から進んでいきます。
約2キロの参道には目に見えるだけで約20万基のお墓や供養塔、慰霊塔があると言われていますが、
実は地中に埋まってしまって、見ることの出来ない者を含めると50万基近くあるのだとか。
左側の灯籠は、横の孔が少しかけた形をしています。
月を表しているのだそうです。
月のように、人の心は変わりやすいものだという。
右側の灯籠は、まん丸で、太陽を表しているのだとか。
武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉、伊達政宗といった戦国武将の墓もあります。
しばらく歩き、右側に「石田三成」のお墓があると言うことで、立ち止まりました。
石田三成のお墓隣には、明智光秀の五輪塔があります 。
「明智光秀にまつわる碑は、ことごとく割れる」という、怖い通説があります。
こちらの五輪塔も、タテにひびが入っているのですが、よく分りませんね。
何度修復しても、ひび割れるのだそうです。
近くに織田信長のお墓があることと関連があるといわれています・・・?
こちらは、昼間の画像を使用しておりますが、2番目の橋である「中の橋」まで来ました。
正式名称は、「手水橋(ちょうずばし)」です。
左側にあるものは、汗かき地蔵。
衆生の苦を代わりに受けて汗を流しくれるという、ありがたいお地蔵様です。
ろうそくをお供えするのが良いです。
しかし、怖いのは、その横奥にある「姿見の井戸」です。
ほとんどの方は、井戸を除くと姿を写す事が出来ます。
たまに、自分の姿が写らない方がいらっしゃるそうですが、
そのような方は3年以内にこの世から姿を消しているという・・・キャアァァァ!!
今は夜なので試すことが出来ませんが、昼間にはお試しあれ、と。
こちらは、分かり易いように昼間の画像なのですが、右にパナソニックのお墓
左にクボタのお墓があるところです。
足下は緩い坂となっていて、わずか数センチ程度の段となっています。
ガイドさんは、参加者が転ばないように足下をライトで照らして下さいました。
ここで転んだ方は、3年以内にこの世から・・・キャアァァァ!!
夜でピンボケなのですが、3番目の橋である「御廟橋」(ごびょうばし)まで参りました。
ここまで、弘法大師様が迎えに来て下さると言うことです。
ここから先の撮影は禁止されています。
で、その昔はこの橋はありませんでした。
参拝者は、強制的に川で身を清めてから渡っていました。
しかし、冬の寒さ厳しい折に、多くの人が参拝できなくなってしまいますので、
誰もが参拝できるようにとこの橋を作りました。
身を清める方法として、右手に水向け地蔵があります。
どれでも、心にとまったお地蔵様に水をかけて、自分の代わりに清めてから参拝するという。
なるほど、そういうためのお地蔵様だったのですね。
その後、夜の奥の院を説明と共に参拝させて頂きました。
参拝後に、石の入った囲いを説明して下さいました。
「みろく石」というもので、弥勒菩薩が住む浄土(6つの欲世界)から落ちてきた石だそうです。
なでると御利益があるというモノですが、動かすことが出来れば願い事が叶うとか。
3人の希望者が頑張ってみましたが、とても無理でした~♪
少し変わった斬新な企業のお墓など説明を受け、ここで解散となります。
えーっ、ここで!?
徒歩で戻る方は、お墓の間を各自戻ることになります。
バスで戻る方は、バス乗り場までの案内をして下さいます。
ちゃんと宿泊施設もチェックして、降りるバス停も案内して下さいますので安心です~♪
まっすぐ帰れば、多くの宿の門限である21時には間に合うように送り届けて下さいました。
英語のツアーの方は、すぐ後ろを進んでいて、バスには後から乗り込んでらっしゃいました。
1人で観光されている方と何度もすれ違いましたが、
ここは、お墓なんですよ~!!
夏は、涼しすぎるかもしれません、行かれるならツアーが安心ですよ~♪
■真言宗総本山金剛峯寺奥之院
公式HP : 名所一覧 | 高野山真言宗 総本山金剛峯寺 (koyasan.or.jp)
■高野山奥之院ナイトツアー
公式HP : 高野山奥之院ナイトツアー【公式サイト】 KOYASAN OKUNOIN CEMETERY NIGHT TOUR Official Website (koyasan-okunoin.com)