(見出し画像は、途中で目立っていた「二十三夜塔」&道祖神)
私の住んでいる場所は緊急事態宣言は出ていません。
「まん延防止等重点措置」も、対象ではありません。
しかし、油断の出来る状況ではありません。
ゴールデンウィークは、人に会わない!!
安全を考えて、自転車で走ることにしました、

ロードレーサー2台をコンパクトSUVに積み込んで、安曇野を目指します~っ(^_-)-☆
大丈夫かなぁ、
積み方に不安はあるものの、出来る限りぶつかりそうな部分に梱包材を当ててみました。
長野県の安曇野には、比較的新しく整備されたサイクリングコースがあるんですよ~♪
あづみ野やまびこ自転車道

正式名称:長野県道441号穂高松本塩尻自転車道線
区 間:安曇野市北穂高から塩尻市本山(21.4km)
青く太いラインは高速道路(長野自動車道)、赤く太いラインが整備されている自転車道です。
松本市内の観光や、塩尻市内では3つのワイナリーに立ち寄る事も出来ます。
松本や塩尻辺りは点々としていて、まだまだ完全に出来上がっていないのですが、
こちらの安曇野市内部分だけでしたら、大体整備されいます。


(長野県安曇野建設事務所HPより)
今回は、整備されている安曇野市部分を起点から松本までのギリギリのところまで走ることにしました。
起点部分は大王わさび農園、最終部分の近くには見学のできる酒蔵がありますので、楽しめると思います(^^♪
サイクリングロード部分は片道15キロ近く、自動車を置いている場所からのアクセス等でコースから外れている部分を含めると合計約35キロの予定です。
お天気の都合で思う様に走る事が出来ず、日付はバラバラ、コースに沿って切り貼りのように記載いたしましたので、不自然な展開もあるかもしれませんが、計画したコースは完走する事が出来ました・・・。

こちらが、「あづみ野やまびこサイクリングロード」の起点です。
赤い橋が国道147号の烏川を渡る穂高橋で、橋の南側です。

国道147号をくぐると、鉄橋までの間にワサビ畑があります。

表示はしっかりとなされていますので、迷うことなく分かりやすいです。
このサイクリングロードは、その川沿いに進むと、拾ヶ堰 ( じっかせぎ )という用水路があり、その用水路沿いにさかのぼる様に続いているのですが、この日はわずかに進んだ場所から来て、

進路と逆方向のところにある大王わさび園の前を通り、どんどん南下しました
えっ!!
出発地点から、既にコースを外したの?
先に別の道で南下してから、サイクリングロードで戻ろうとしたのです。
しかし、結構南下したところで雨脚が強まりましたので、途中で断念いたしました。
翌日の朝はお天気が良かったので、今度こそ、早朝6時前から起点近くからコースに沿って走りましたよ!(^^)!
コース沿いの道祖神です。

安曇野には、道祖神が多く祭られているのですが、「二十三夜塔」というのは、道祖神とは違うものらしいです。
「月待ち行事」のひとつ、月が出るのを待ちながらお勤めや飲食をするのだとか。
詳しいことは分かりませんが、道祖神と一緒に祭られているのでしょうか。
なぜ、青い色をにじまないようにしなかったのか、謎です・・・"(-""-)"

午前中も雨の予報なのですが、まだ爽やかです。

サイクリングコースには、このような自転車のフェンスが設置されていますので、大変分かりやすいです。

しばらく進んで、右手にJAあづみののファミリーマートを過ぎると、
<起点から約7キロ>

右に「道の駅ほりがねの里」があります。
ここは、160台の駐車スペースがありますので、車中泊する人も多いですし、

自転車を組み立てたり、駐輪して休む事も出来ます。

安曇野市では3つのサイクリングコースを紹介しているのですが、
その自転車コースの起点にもなっていますし。

サイクリングコースは、拾ヶ堰 ( じっかせぎ )という用水路沿いに走るのですが、これまた偉大な用水路だったのですね。

説明があります。
拾ヶ堰は、1816年(江戸後期)灌漑のために作られた農業用水路なのですが、
木曽から流れてくる奈良井川からの水をひいていて、15kmもの距離を、標高570mの等高線に沿って流れています。
奈良井川からの取水口と、終点である烏川との標高差はわずか5mです。
つまり、3km進むごとに1m下がるという微妙な勾配を、江戸時代にクワなどを使って手作業で実現させました。
しかも、15kmの測量に要した日数が18日、工事自体にかかった時間はたった3カ月というのですから、驚異的です。
しかも、梓川を交差しているという・・・。
詳しくは、こちらのHPで : https://suido-ishizue.jp/nihon/07/05.html
一旦朝食をとってから、雨もやり過ごしてから再度走り出しました。
<起点から約8.5キロ>

ここでは、川が合流する地点であるとともに、川を用水路が横断しています。
万水川交差地点です。

安曇野の治水は、江戸の昔からしっかりと管理されていたのですね~♪
<起点から約10キロ>

サイクリングコースの左側に、自転車広場があります。
お手洗いのほかに、

駐輪して休憩したり、

駐車場もありますので、ここで自転車を組み立てる事も出来ます。

晴れ間と小雨が交互に来ますので、少々の雨は構わずに走り続けます。

途中には休憩できる場所が何か所もあります。

堰の水は気持ちよく流れていて、とても爽やかです(⋈◍>◡<◍)。✧♡
<起点から約15キロ>

高速道路(長野道)をくぐり、梓川の手前のところで、突然モニュメントが出現します。

拾ヶ堰は、木曽から流れている奈良井川を水源としていますので、間にある梓川と交差する必要があります。
その昔は、下流側に土手を築き、牛枠で梓川をせき止めるという方法で、交差させていました。

しかし、それでは大雨の度に決壊していしまい、何度も補修する必要がありました。

高速道路(長野道)をくぐり、梓川の手前のところで、突然モニュメントが出現します。
大正時代に大改修工事(サイフォン工事:水の高さを保つ性質を利用した方法)が行われ、梓川の地下に埋めたコンクリートの管を通るようになりました。
平成7年には新しいサイフォンが建設され、現在でも拾ヶ堰は梓川の地下を横断しているのですが、その時の掘削作業で使われた巨大な円盤型のドリルが、モニュメントとして展示してあるのです。
左に見えているコンクリートの部分が、サイフォンの出口です。

奈良井川から、この梓川(犀川)の底をくぐってきた水が、安曇野に流れているのです。
この橋を渡って少し行った平瀬橋手前までサイクリングロードは整備されていて、そこが終点です!!
完走~っ(⋈◍>◡<◍)。✧♡
なぜ、最終地点の画像をとっていないのか。
平瀬橋手前の終点部分まで行ってから、次の目的地であるEH酒蔵を探すことにしました。
探していると、ネズミ捕りの張り込みをしていた警察官の方が教えてくださいました。
「お気をつけてね~」と、親切に。
パトカーとか、隠れている警察官の方がいらっしゃる場所で、見送っていただきましたので、撮影は遠慮してしまいました(^_-)-☆
シールドマシーンのあった場所から堤防沿いにひたすら右に進むと・・・、

「EH酒造」って、何それ~!?
二百年の伝統ある酒蔵「酔園」なのですが、2002年11月1日、EH株式会社(エクセルヒューマン)が引き継いだためにこのような名称になったようです。
モンドセレクション2021において『純米大吟醸 どん蔵』『大吟醸 鬼かん』が最高金賞を受賞しています。
安曇野周辺で、こんな状況でも酒造見学をさせてくださるのは、ここだけです。
前日までに予約した方が良いのですが、電話で
「自転車なので時間が読めないんですよ」
と伝えましたら、快く、予約なしの訪問を了解してくださいました♪
しかも、床が大理石だというので、
「自転車用のスパイクシューズでの見学は無理ですよね・・・」
と確認しましたら、
スリッパを貸し出してくださるとの事、なんという神対応でしょう!!!
素晴らしいです(⋈◍>◡<◍)。✧♡


お昼時に訪問しましたところ、見学者は私たち2人だけでしたが、快く案内してくださいました。

見学については、もちろん画像はありませんが、大変丁寧な興味深い内容でした。

ステキなステンドグラスですね(⋈◍>◡<◍)。✧♡

一番左が、モンドセレクション受賞のお酒です。
大変きれいで近代的な工場なのですが、二百年の伝統があってこその、この味です(^^♪
こんなサイクリングスタイルなのに、快く案内してくださいまして大変ありがとうございました<(_ _)>
今回は空いている状態だったのですが、通常であれば、団体バス数台が大勢のツアーとして見学するような場所だそうです。
もしいかれる場合は、必ず事前に電話連絡をなさってくださいませ。
(施設情報)
EH酒造
住所 : 長野県安曇野市豊科高家1090-1
電話 : 0263-72-3011
案内時間:9:00〜17:00
公式HP : http://www.eh-shuzo.com/
以上が、あずみ野やまびこサイクリングロードの安曇野市部分です。
その他に、立ち寄った食事処や展望の良い長峰山などは、別バージョンと致します、
ご覧くださいまして、ありがとうございました。