朝の会でべっちゃんが
「今日は節分なので、豆を煎って食べようと思います。」
と話すと、みんな口々に
「知ってる~」
「去年鬼が来たもん」
「今年も来るの?」
「でもあれって人間なんでしょ?」
「本物じゃないなら来ないでよ。」
なぁんて談話を楽しんでました。
しかし午後になり、やのちゃんから節分のお話しを聴いて
豆を配ってもらったところで鬼登場!
みんな一目散に逃げていきました。
逃げ遅れたCちゃん、当番母の横で動きません。
どんな顔してるかな~とのぞきこむと、なんとニコニコ顔!
そういえばこの子カミナリの時も一人、へっちゃらだったって言ってたわ…。
C太とRきは上のブランコの方まで逃げて、遠くから様子を伺ってます。
やのちゃんに
「みんなで鬼退治するよー、豆投げるよー。」
と言われ、いつも元気いっぱいのAくんとG太は、怖いのを必死に堪えて
豆を力の限り投げます。
泣きそうな顔で
「オニは~そと…オニは~そと…」
年長Hちゃんは意外と平気みたい。
「こわい~」と言いながらも元気に 「オニはそとー!!」
Rくんも元気よく投げつけます。
ここでピンチ!!
まだみんなの目の前には鬼がいるのに、手持ちの豆がなくなっちゃった。
どうするたまご達!!
やのちゃん
「そうだ!みかんがあった!」
実はこのみかん、私の祖母の地域(蒲郡市)では節分の時に豆と一緒に撒くんだそうです。先日、みかんを作っている祖母から「節分だで」と言ってもらったものを持ってきてたのでした。
みんなやのちゃんからみかんを受け取って鬼に投げつけます!
(鬼さん想定外でしたよね~ ごめんなさい。)
みかんが無くなる頃、鬼はヨボヨボになって帰っていきました。
それでもまだ怖かったKくん、
「こわいよ~かっかぁ~」
と泣けちゃいます。
Rくん
「大丈夫だよ、もう行っちゃったからね。」
鬼がいなくなってからは、投げつけたみかんを拾い集めてみんなで食べました。
焚き火を囲んで、話に花が咲きます。
さっきまで泣けちゃってたKくんも
「あれ本物の鬼じゃなかった」
Hちゃんは
「怖くてすごい急いで逃げて、もう一回見に行って、また逃げて、また見に行って、
また逃げて、また見に行って豆を投げた!」
年長G太は
「ぼくこれから鬼が来るときはようちえん休む。」
だそうです。
こうやって興奮した気持ちをお互いに話しながら整理していく時間、とってもいいなぁ~って思いました。
鬼退治に使ったみかんだから、きっとみんな一回り強くなるね!
みんなよく頑張ったね。
(ふーみん)
節分中 私の立ち位置は、次男(弟)抱っこして鬼とご対面
「怖い、怖い」とささやく息子に
「豆投げよ~」と言うも「やだ、怖い」と。
「じゃあ、皆に投げてもらおう」と鬼から離れて行きました。
すると、足に重たい物が・・・年中Kです。
私の足にしがみつき離れようともしません。
動くと「駄目」と言ってさらに力が入ります。
私の前を子供が行ったり来たり。年長Hちゃんや年中Ry君の顔は怖いながらも
ニコニコ。
年長G&年中Rは泣くのをこらえて、鬼に向かって行こうとするも足取りが重たく。
年中Cy太&年中Rちゃんははるか遠くからこちらを眺めています。
そして、年中Kは足の下に・・・。
終盤にさしかかり、鬼が背を向けて歩いて行くと、やっと立ち上がり
一緒に送りましたよ。
そして一言「あれは本物じゃないよ!」と。
家庭では味わえない節分でした。
(べつ)
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子どもの様子
年長G太
「今年も、鬼が来たら逃げる!」宣言をしていたG太。
鬼が登場し、怖くて逃げたくてたまらないのに、あっきが
「一人じゃ豆投げれない。元太と一緒に行きたい」と訴えるので、
しかたなく一度だけ鬼に向かって豆を投げて、すぐ逃げる。
でも、帰らない鬼。私が「もう一回投げてやっつけよう」と誘っても、全然ダメ。
あとは、後ろから、みんなの姿を見守る。
鬼が帰って、火を囲みながらみんなで鬼ばなしで盛り上がっている間も、
<自分は途中で逃げちゃった>という思いなのか、怖さをひきずっているのか、
ひとり黙ったまま。
帰宅後、玄関や窓の鍵が閉まっているか何度も確認。庭から柊の葉をとってきて、
「玄関にも勝手口にも貼っといてよ!」
夜、自宅での豆まきのときは、<豆は父ちゃんが投げて。おれやらない>と、
参加しませんでしたが、その後(私のいないところで )、父ちゃんに
「鬼は靴履いとった」「車で逃げてったんだよ」「あれ、先生なのかなあ」
と報告したようです。
年中Rちゃん
ウソの鬼がきた事、Rちゃんだけ泣いたこと、白い車に乗って鬼が逃げてったことを説明してくれました。
泣いたっていうわりには、あまり怖かったという感じではなく、楽しげに話していました。
年中Aくん
節分当日は、鬼は怖かったとだけ、話してくれました。
次の日の夕食時に、家族に「鬼はこの前(去年)の鬼と違って、ゆっくりしていたよ」と話してくれました。そして立って、ゆっくりとした鬼の動作を再現。
自分が豆を投げたこと、(去年は怖くてなげれなかった)、すぐに豆がなくなりみかんを投げたら、鬼が逃げていったとちょっと嬉しそうでした。
年中Rと
「怖かった。豆は投げれたけど、みかんは投げれなかった。」と言ってました。
昨年度は怖くて隠れていたのが、今年は鬼を見て投げる事が出来たので成長したなと
思いました。幼稚園に来たから家にはもう(鬼は)来ないねと言ってます。
幼稚園でやったから、家ではもうやらないと、その日は家庭での節分無しになりました。
相変わらず、誰が泣いて、誰が泣かなかったの状況はあのような状況でも把握してました。
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