私は年長Sナの母です。
昨日はありのままフェスに参加し、今日は保育当番に入り、
その子(我が子)の気持ちに寄り添う風景を、勝手に感じて、思いを馳せて…
何だか、わざわざ確認するのも野暮だなって思い、私自身はそう見えた!
と思えたほうが幸せで…
そんな記事を投稿します。
(以下の文中の、カッコ内は私の心境です。)
22日㈫ 登園時。
年長YウくんがSナの所へ一番にやってきて声をかけました。
手には、ビニール袋。中は、昨日のありのままフェスで使用したジオラマ運転整理券18枚。
「これで今日は遊ぼうよ。」と。
(そうだ、Yウくん母は、ジオラマ担当だったね!昨日は体験運転ができたんだよね~。)
Sナ普通に「うん。」と。
朝の会にて、神社で遊ぶことに決定。移動します。
すると早速、Yウくんが、「僕、はやぶさ」「次、ドクターイエロー」「在来線やる人~」と次々声をかけ、
肘を曲げて腰に、前腕は伸ばし、手をタイヤや滑車にみたて、シュッポポーと広場を駆けて回ります。
それに、応じて年長Eな、数人の子達も同じく走ります。
Sナは、さっきYウくんが手にしていたビニール袋を持ち、
「ピーッ!しゅっぱーつ進行!」と電車役の背中を押したり、「ストーップ」と体で止めに入ったり。
(電車ごっこをしているな、またまたSナは車掌さんだな)
ってよく見る遊びの光景のように思っていました。
しかし、Sナは、年中TロとMこのしている大繩にも、年少女子のごっこ遊び(石を並べて遊んでいます。)にも、
気になってしまい、顔をだしています。
その度にYウくんは、「もう!Sナ、ちゃんと出発してよー!」「どこで止まればいいの!!」
と言っています。口調も強く、ちゃんとやって欲しい気持ちを感じます。
(あれ?遊びを主導しているのはYウくんだけど、Sナにやけに花を持たせようとしてるな~、何だかいつもと違うな~)
同じく当番に入ったりんちゃんが、タイミングを見て「なんの遊びしてる?電車ごっこ?」と聞くと、
Yウくん、「ジオラマごっこ」と。
(あっ!!そうか…昨日のあすてにあった、ジオラマだ…。ってことは、Sナは車掌ではなくジオラマ運転手の役だ!)
と思った途端、昨日の記憶が甦りました。
昨日のありのままフェスにて、最後のジオラマ運転の時に、Sナは怒りで完全沸騰しました。
泣く、わめく、靴を投げつける、壁を蹴る、母をたたく…。
ジオラマ運転がしたかったのに…整理券が取れなかったことが怒れてきます。
何を言っても、言葉が届きません。響きません。
母も計画を立てて、配布時間に合わせて動くことが出来ず、Sナ妹のペースも考えて…としていたら、
あっという間に最後の運行が始まっていました…あぁごめんよ~。
(気にかけて声をかけて頂いた皆さん、温かく見守って頂いた皆さん、この場を借りてありがとうございました。)
そんな中で、最後の運行担当してくれた、ゆかちゃん、Yウくんの母のしまちゃんにはお世話になりっぱなしで。
怒りに狂うSナに、寄り添ってくれるしまちゃんの背中を通して、見守るYウくんの姿がありました。
Yウくんも話しかけます。
「また今度、運転できるんじゃないの?」「僕も、Uちゃんと一緒に一回のちょっとだけできただけだよ。」
心配してくれる様子でした。
(あーっ!!!、また、今度運転って…今ここのジオラマごっこのことだ!!
Yウくん、運転手をSナにやって欲しかったんだよ。きっと!!)
と、勝手につなげて思ってしまいましたが。
思わず、保育中でもジーンと熱くなり泣けてきてしまいました。
次の日でも、遊びを通して気持ちに寄り添ってくれる仲間に、本当に感謝!!
私はうれしくてたまりません。
(Sナがどう受け取ったかは、分かりませんが。)
Yウくんに真相を確かめたいけど、わざわざ聞くのも野暮だな~。
私の幸せとしてとっておこう~。
(みさと)
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