野外保育 とよた 森のたまご
小さな草にも、大きな木にも、一つ一つに役割があり、私たちの生活に欠かせないものを、
小さな手で触れ、いろんな気持ちをいっぱい感じ、育ってほしい。
子ども同士の関わり、時間を大切にし、満足感や、達成感をたくさん味わってほしい。
大人たちは少し口を閉じ、子どもたちが何をどう選ぶのかそっと見守り、
必要な時には知恵のエッセンス。
大人も子どもも育ち合い、自分らしく生きる・・・
『森のたまご』にしか出来ない、手作りようちえんを創っていきたいと思っています。
きょうは しまおに してるのよ! その後・・・
先週、勇気を出してしまおにに参加した年長Sホ。
登園してきたSホは、
「きのうね、ジェットコースターにいっぱいのったの!!」
と、言った瞬間に風のように走り回ってる。
そして楽しかった気持ちをまた絵に描いて持ってきてみんなに見せている。
今日もSホから嬉しさがあふれているなぁ!私は足が速いのよって自信も出てるのかな。
今日は代休の小学生が4人も遊びに来てくれる日。きっと鬼ごっこがもりあがるだろうな。
Sホはどうするだろう?朝から嬉しさがあふれてびゅんびゅん走ってるSホ、また参加してくるかな。参加するといいな。
案の定、朝の会が終わったら、小学生と年長Yゴと年長Mノを中心に神社の境内でしまおにが始まった。
ところがSホは、しまおにには入らず、
「なおちゃん、えいがをみにいきますか?チケットはこれ(木の皮)ですよ、どうぞ!」
私を誘って、やけに忙しく遊んでいる。どんどん飛んでくる言葉のスピードがふとおさまった時に、
「Sホ、しまおにやろうよ!」
と声をかけてみる。
すぐにSホは
「うん!いいよ!なおちゃんとやる。」
(やっぱりやりたかったんだ!)
なお「そっか。みんなでやったら楽しいじゃん。Sホ、足早いし。」
Sホ「ふたりでやりたいのよ!」
2人でかぁ・・・。オッケー!って始めてみたものの、私の頭に、Sホがプレゼントしてくれた友達いっぱいの絵がちらちら浮かんでくる。
Sホの本当の気持ちはどこだろう。本当はみんなで遊びたいのに、私がこないだ2人で遊んだから、Sホは私を頼ってしまってるのかな。私は、Sホが友達と遊ぶチャンスを奪ってないだろうか。
例えば「今日はなおちゃんは2人でなくてみんなと遊ぶわ!」と突っぱねたらSホはどうするだろう。やめちゃうだろうか。一緒にやるって言うかな。
迷いながら、みんなの隣で2人でしまおにをする。
そこにYゴが来て、「入ってるの?」と、にこにこ話しかけてきた。
Sホが必死に「ちがう!なおちゃんと2人でやってるの!」
するとYゴの顔色がさっと変わって、眉毛を釣り上げてSホをドンっとどつく。
きっとYゴもSホと一緒に遊びたいんだよね。
やはり私は余計な動きをしてしまっているんだろうか・・・。
迷いながら、Sホの隣にいた。
つづく
(スタッフなお)
==========================================
「森のたまご」
お問い合わせ:morinotamago2010@yahoo.co.jp
代表:遊佐(ゆさ)080-5122-1052
HPはじめました!
https://www.morinotamago.com/
==========================================