野外保育 とよた 森のたまご
小さな草にも、大きな木にも、一つ一つに役割があり、私たちの生活に欠かせないものを、
小さな手で触れ、いろんな気持ちをいっぱい感じ、育ってほしい。
子ども同士の関わり、時間を大切にし、満足感や、達成感をたくさん味わってほしい。
大人たちは少し口を閉じ、子どもたちが何をどう選ぶのかそっと見守り、
必要な時には知恵のエッセンス。
大人も子どもも育ち合い、自分らしく生きる・・・
『森のたまご』にしか出来ない、手作りようちえんを創っていきたいと思っています。
遠足から一夜明けて、今日はみんなそろっていつもの場所で活動です。
朝一番にしかけた「くものすロープ」が大人気。
ゆらゆらぐらぐらしながらも絶妙なバランスで渡ります。
木登りが得意のKタは、ロープの上でくるくるまわってくれました。
なんとまあ身軽なこと!
ゆーっくりと時間が過ぎてお昼の時間。
もりぐみ4人のリュックの中には、お弁当と一緒に遠足土産の飴もスタンバイ。
そして、お弁当を食べながらもりぐみはこんな会議をしたのです。
テーマは、遠足土産の渡し方について。
どうやってみんなに飴をわたそうか?と私から声をかけました。
すかさず「ひとり何個?」という質問が出たので「2個です」と答えて話し合いスタート。
渡したい子にあげよう、と4人の意見はすんなり一致。
いざ名前を挙げてみると、KルとNカにそれぞれ渡したい、SホとMノ。
いつものように2人でぶつくさ言い合いながら、
「1つずつ渡せばいいんじゃん」と何とか解決。
Yゴは「KチとKタに2つずつ」と即決。
Kオは3人に遠慮しつつ渡したい子の名前をあげました。
自分たちが誰にいくつずつ渡すのか混乱しはじめたので
「みんなに渡せるようにしてね」と声をかけると、
女子3人は紙に渡したい子の名前を書き始めました。
「ぬけてる子はいないかな?」の問いかけに、「あ、Uウがいない!」と全員。
そして「Uウは嫌だな」という意見が出たので理由を聞いたところ...
「やめてと言ってもやめてくれないから嫌」
「枝をむりやり取られたから嫌」と本音がポロリ。
嫌だと思う気持ちも誰もが持っていいこと、
でもひとりだけもらえないとどんな気持ちになるかも考えてほしい、と伝えました。
こどもたちにわたしの気持ちがどれだけ伝わったかはわからないけれど
Sホが「もし自分ががもらえなかったらすごく悲しいからわたしが渡すね」と言って、
紙にYウの名前とハート付の似顔絵を書きました。その似顔絵が特徴をよくつかんでいるの。
本気で嫌ならこんなに愛着のある似顔絵は書けないよ、って言いたかった。
困ったことが起きたら、誰かや過去を責めるのではなく
どうすれば(自分が)心地よくいられるか?を聞いてみたいなと思いました。
行動や言葉ひとつで自分の気持ちも相手の気持ちも変わることがある。
こどもたちに体で心で感じてほしいな。
今日はたまたまYウの名前が出ましたが、明日にはきっと人が変わってると思う。。
報告したいのは、自分の気持ちも相手の気持ちも大事にしてほしいなということです。
(母当番みゆき)
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