野外保育 とよた 森のたまご

愛知県豊田市2010年度森のようちえん開園
公式サイトhttps://www.morinotamago.com

2/8 たまご味噌の仕込み

2013年02月12日 | 年間行事

風の冷たい朝です。
今日は、たまご味噌の仕込み日です。
いつもお外でばかり活動しているたまごの子達も、さすがに味噌の仕込みは室内で行います。

今年は畑で大豆を収穫することができました。
とはいっても、大人の両手のひらに収まるくらいのほんのちょっと。
この大豆に買い足した大豆をまぜて、各家庭で持ち帰り浸水させ、昨日の保育中に大鍋と薪でコトコト煮ました。

今日は大豆を温めなおすところからのスタートです。

お借りした交流館の調理室に集まったたまごたち。
さっそくエプロンを身に着け、三角巾とマスクをつけます。
今日はすぐにみんなが集まってきて、全員が座って朝の会を迎えることができました。
(最近、大きい組さんが立ったまま朝の会に参加したりで、ちょっと久々の光景なんです。)

マスクをしていると、お口も自然にチャックされているようで、話もよく聞いてくれました。
やのちゃんが
「なんでエプロンやマスクをつけるかわかる?」
という質問にも、
「ばい菌が入っちゃいかんから。」
「髪の毛とか入っちゃいかんから頭もつける。」
みんなちゃんとわかっているようです。

今日の流れを説明すると、さっそく作業開始です。
「やりたくなーい。」
と言っていた子も、すり鉢に入った大豆を見ると気分が変わったのか、靴を脱いで作業に取り掛かりました。

大豆をつぶす作業は、マッシャー組1組と、すり鉢組3組に分かれて、4か所でスタートしました。


「こっちはっもう終わったよ~。」「こっちはもう2回目だよ~。」
お互い刺激し合ってあっという間に大豆はつぶれていきます。
途中「おーい、年長がんばれよー!」「はーい!」
なんて言う会話も聞こえ、大豆をつぶすグループは違ってもみんなの心は一つなんだな。と、ここ最近の年長の団結力を垣間見ました。

続いて塩きりです。
米糀と塩を手でこすり合わせていきます。


みんな結構真面目に取り組んでます。

先ほどつぶした大豆を4等分にして、各組の桶の中に入れました。
さぁ、みんなよく混ぜてね~。

ここにきて、みんなが作業を進める中、一人ずっと見ていて全くやろうとしなかった年少Pたが、手を洗って消毒をしに来ました。そうかと思うと、兄Cたのところに加わって黙々と混ぜる作業を始めました。

味噌の仕込みも後半戦になりました。
後は持ってきた容器に空気が入らないように丁寧に詰めていくのですが、「手が痛い!」という子が出てきました。
こうなってくると次から次へと「痛い、痛い。」「もう手洗う~。」となってしまい、みんなチャチャっと詰めて手を洗い出しました。

とりあえず入れました~。
という具合で適当もいいとこ。

そして手を洗った子たちはもう外に出たくてしょうがありません。
まるで檻に閉じ込められた猿のようにキーキーギャーギャー。
本当はお弁当を食べてから外に出ようと思っていたのに、これ以上閉じ込めておくことはできない。と判断し、残りの作業を母ちゃん二人にお願いして外に出ることになりました。

塩きりを先にやってから大豆をつぶしたら、手が痛くならずにもうちょっと最後までやれたのかな?
それとも、このお猿さん達を閉じ込めておくのは、1時間が限界だった・・・ってことなのかな?
来年度への課題です。

 

外へ出たお猿さん達。
今日の午後からのお楽しみが待ちきれない様子。
早く外に出たかった理由はここにもありました。

「早くそり出してー!」
「そりすべりの場所なんか知ってるー!」
「今すぐいかないならお弁当食べない!」

まぁ、えらいこと。(←三河弁で『大変』という意味ですね。)

なんとかなだめてお弁当を食べ終えると、意気揚々と出発です。

交流館の裏にある、土手すべりのできる公園。
ここに来ると、さっきまでの冷たい風が全く気になりません。
言われた通りに、ここにきてお弁当食べた方がもしかして正解だった?!
これも来年度の課題ですかね。

土手すべり。
とにかく楽しい!こういう時って、普段あまりからまないような子達が、なぜか一緒に滑っていたり。
転んでもなぜか笑えちゃって痛くなかったり。
さっきまでの寒さが嘘のように、体もポッカポカ。
大人も我を忘れて楽しんじゃいます。
たまごのお猿さん達も、思う存分楽しめたことでしょう。



今日仕込んだお味噌は、次のたまご祭りまで各家庭で保管します。
たまご祭りの時、どんなお味噌に仕上がっているか楽しみです。

(ふーみん)


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