野外保育 とよた 森のたまご

愛知県豊田市2010年度森のようちえん開園
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9月16日(火) 試行錯誤

2020年09月16日 | 保育
お山の広場で朝の会。
週の始めはみんな遊びたい気持ちがいっぱいで、そわそわ。

今日は畑に人参と蕪の種をまく予定。
やりたい人がいるか聞いたら、みんな気持ちが畑に向かいました。
広場から道路に出るまでの少し距離のある歩きにくい坂道を、転ぶ様子もなく走りおりる子ども達。
毎日登り降りしているだけあって、バランス?足腰?とにかくしっかり歩ける。



畑に着くと、さあ種まき…ではなく、生き物を捕まえるのに夢中。
久しぶりに畑に来た子ども達。
トンボさん、バッタさん、コオロギさんちょっとばかしお邪魔します。





年長Mシは、溝の水辺にいる生き物を捕まえたいけれど、今日は網を持ってきていませんでした。
水やり用にあったペットボトルを使って、紐をつけて、お手製捕獲グッズを作りました。
網がないから出来ない、じゃなく、網が無いから頭を使う、に自分で切り替えました。






種まきを終わらせて、お昼にお山の広場に戻りました。
登り坂も、リュックが無いからグングン進むもり組(年長)。
「疲れたー」なんていいながら、ニコニコ笑顔のこえだ組(年中)。


お昼を済ませると、以前作った秘密基地へ向かいました。
ツルが良い感じに木に絡まっていて、「消防隊だぁ!」とツルを使って木登りしようとするこえだ組さん。




こえだ組のKマは、「出来るかも!」と、目を輝かせ、順番待ち。
「ツルを掴んで、足をかけてね。」と私にイメージを教えてくれました。
Kマの順番になりました。
ツルに掴んで、足を………が、腕の力が足りず登れない。
降りると、ちょっと涙を流して葉っぱを投げて悔しい気持ち。


その後、もり組(年長)のAトが、「オレ出来る!」と挑戦。
見事Kマのイメージした通りに登っていきました。








その後は、こえだ組で枝や松葉を集めて秘密基地作り。



きちんとバランスがとれておらず、枝が倒れたり松葉が落ちたり、それぞれが試行錯誤しながら…。

完璧に作り上がった物は誰からみても素敵だけれど、やってる人達にとってはこの試行錯誤の時間が頭を回転させて楽しい時間。




そんな所に、年長Mメが様子を見に来ました。
KウもKマもこの場所はこえだ組だけでやりたい気持ち。
そんな空気を感じてか、素直になれないMメ。
ただどんなのを作ってるのかみたかったのかな、それとも仲間に入りたかったのかな。
やり場のない気持ちで、基地を蹴飛ばした。
壊れないくらいの絶妙な力加減。


そんな態度に聞こえないくらいの小さい声でしか気持ちを言えてなかったKウも大きな声で「壊さないで!」と言った。



自分達だけでやりたい
一緒にやりたい
こわされちゃうかも
やりたいって言えない
こわしたいわけじゃない



いろいろな気持ちを試行錯誤で表現していき、受け止めていく子ども達。






(年長母 ゆう)

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