野外保育 とよた 森のたまご

愛知県豊田市2010年度森のようちえん開園
公式サイトhttps://www.morinotamago.com

2月26日(金) お泊り会 エピローグ

2016年02月28日 | 保育
旅の終盤、やっと少し疲れが見えるかな?
車窓の景色に見慣れたものを発見した子が順番にホッとした
表情を浮かべ会話の声が大きくなります。
バスの中でいつも私の隣に座っていたKほが「ホントに楽しかった~、
家より楽しかった~。」とため息交じりにつぶやきました。
降車したバス停から活動場所までは走らずにはいられません。
近づくと年少・中の子どもたちの歓声が聞こえます。
「お帰り~♪」「遅いよ~♪」と大合唱。朝まで共に過ごした
Hまの母が感動して泣いています。Kほの母までもらい泣き。
もり組の子どもたちの達成感に満ち溢れた顔を見て込み上げるものが
あったのでしょう。子どもたちはすぐに遊び始めました。
アレ?疲れていないのかな?

無事に冒険を終え、最後はお疲れ様用のおせんべいで年少・中・もり組の
みんなと乾杯。帰りの会で一言感想を求めると、「バス電車バスに乗った。」
「カレーにお菓子が3本ついていた。」「電車の中で電車の話。」
「押入れで寝た。」「疲れた。」「秘密。」なんて言っていましたが、
帰りの会が終わると誰が早起きだったとかご飯がどうだったとか、
あちこちから話している声が聞こえてきました。
鳩のエピソードはもり組だけの秘密にしたいと色んな人に話した後に
言われてしまった・・・。

 今回の経験で6人はさらに結束し、自己肯定感を膨らませる
ことができたと感じています。得意な事を率先し、苦手は協力して
乗り越えました。話し合いで解決する気持ち良さ、自分たちで
作ったルールを守る清々しさ、年長児保育で体験したい沢山の要素が
詰まったお泊り会でした。
自己表現をし、認め合う経験を積むための年長児保育。
育てたいのは自信や自己肯定の気持ちです。そこには仲間の存在が不可欠。
日々の遊びの中にも6人を目覚めさせ繋がるきっかけはたくさんありますが、
こっそり仕組まれた年長児保育がさらに子どもたちの自主性に火をつけ、
自己肯定の気持ちを育むことに一役買っていると考えています。
今年度気を付けてきたことは、分かりやすく端的に多くを
求め過ぎない事でした。全員が自己肯定で満たされて卒園し、
小学校でも自分らしくイキイキ過ごして欲しいです。


(とっぴー)
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「森のたまご」お問い合わせ:morinotamago2010@yahoo.co.jp
代表:遊佐(ゆさ)080-5122-1052

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2 コメント

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感動! (noe)
2016-03-09 22:17:21
読みながら泣けてきました。6人の様子が手に取るようにわかりました。入園した時の幼い6人がこんなに大きくなったんだと思うと感慨深いです。大きく成長するこの3年間がとても愛おしく思えます。Tろの2年後のお泊まり保育が楽しみになってきました。こどもたちのことをこんなにみてくれているとっぴーがいなくなるかと思うと悲しいです。
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Unknown (みき)
2016-03-09 22:41:17
本当に。今回私ありがたいことにものすごく近くで子供たちの輝く姿、そしてとっぴーの子供たちへの大きな愛が見られて幸せでした。本当に全力投球してくれてました。
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