野外保育 とよた 森のたまご

愛知県豊田市2010年度森のようちえん開園
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12/4(火) 干し芋づくり

2012年12月04日 | 

今日の畑は、10月に収穫したタマユタカという品種のさつまいもを干し芋にします。

朝の会の流れで畑の野菜の成長をみながら、
「車の中にさつまいもが乗ってるんだけど、重たいから降ろすの手伝ってくれると助かるな~。」と話すと、年長さんがやる気を出してくれてました。今日干し芋用に蒸すものと、ついでに焼き芋にして食べるものを洗い、それ以外の子で火おこしの用意をしました。

火おこしの時、年長さんの一部は「もうあきた~。」「マッチなんてやらない。」と言う子もいますが、Kいだけは必ず「火つけたい!」とやってきます。
今日はKい・年中Kみ・Kいの弟で年少のMんが一回ずつ順番にマッチを擦ることになりました。
恐る恐るマッチを擦るMんに、丁寧に教えていきます。
マッチにはなんとか火がついても、風も強くてなかなか新聞紙まで燃え移りません。
そのうち、Kみがどこかへ行き、「やらない。」と言っていた年長LとAきCたやってきました。


Kいがマッチに火をつけようとしたとき、手元が滑って一箱分のマッチがバサッと炉の中に入ってしまいました。
すかさずLとAきCたが
「Kい、いかんね~。」と口をそろえて言いました。
下を向き、目に涙をため、うずくまって泣き出すKい。
そんなKいを見て、Cたが言います。
「なんで、そんなことでなくの?」
「ぅわ~~~~ん」

その状況に、思わず
「Kいはわざとやったんじゃないんと思う。」と言う私。
すると、Lとが言いました。
「よし、みんなで全部拾おう!」
「うん、拾おう。」
「一本も残さずに拾おうよ。」
「新聞紙や薪も全部出したら拾いやすいんじゃない?」
そう言ってみんなでせっせせっせと拾い出しました。
泣いていたKい、いつのまにか立ち上がって、みんなからもらったマッチを箱に詰めていきます。


子どもの頭くらいある、一番大きなさつまいもを蒸すことにしてしまったので、かなりの時間がかかりました。
いつまでたっても蒸しあがりそうになく、下に入れていた焼き芋が出来上がったころ、腹時計もなりだしたのでお弁当を食べることにしました。

適当に切り分けて、お弁当箱のふたに配り終えたところでお昼の挨拶をします。

タマユタカを焼き芋で食べるのは初めてです。
見た目はじゃがいも?!
ほっこりしてるように見えますが・・・
食べてみると、水分量も多く、しっとり系でした。
甘くておいしい!


あまりおいしいので、切り分けて残った分は・・・

こっそり・・・こっそり・・・

見つからないように・・・

当番母ちゃん4人で口に運びました。

 

ご飯を食べ終えてもまだまだ蒸し上がらないので、畑の作業を進めました。

葉っぱの色に元気がなくなってきてしまった人参さんに、米ぬかをまいたり。

寒くなってきたのでイチゴさんに卵の殻をまいて藁を敷きました。

 

長い時間鍋の中にいた大きなさつまいもは、帰りの会の前にやっと蒸しあがりました。

帰りの会で
「大根が大きくなってきたし、土の中に埋めてくれたさつまいももそろそろ食べれると思うんだけど、今度の畑で何が食べたい?」
と聞いてみました。

「大根がいい人!」
「は~い!」
「さつまいもがいい人!」
「は~い!」
「両方食べたい人~!」
「はいはいは~い!!!」

というわけで、両方食べることになりました。

そして、余ったさつまいものお持ち帰りでは、見事に性格が現れました。
「1人3個ずつ袋に入れていいよ。」
というと、我先に!と大きいもの狙いで袋に入れる子。
(我が子です!!)
そうかと思えば、自分のこぶしよりも小さい小さいものを3こ選んで袋に入れるSこちゃん。
(なんて欲がないんでしょう~。)
数が数えれなかったのか?素知らぬ顔で?!3個以上袋に入れてしまう子。



今日は風が強かったけど、お芋がホクホクおいしい一日でした。
来週の畑当番も楽しみになりました。

(ふーみん)

 

 

 


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