野外保育 とよた 森のたまご

愛知県豊田市2010年度森のようちえん開園
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12/3(月)おさんぽ

2012年12月03日 | おさんぽ

誰かが「氷~」と手には薄っぺらい氷。

どこどこ~?とみんな取りに行く。シーズン初めての氷かな?

真っ赤な手で「冷たい。持てないよ」というMん。するとPちゃん、「僕が持ってあげる」

Mんも拾って「ボリボリ」とお口が動いていました。

朝の会

「今日のお散歩どこに行く?」

意見は二手に分かれ、上に行きたい組はさっさと行ってしまいました。

「おーい、見えないよ」の声にさーっと戻ってきて

「大人より先に行かないんだった」と子どもたち。

上に行きたかった子たち、何故かそのまま下のコースに。

本当は、子どもたちはどちらでもよかったのかもね。

大人の意見と反対を言ってみたいだけ?最近の様子を見ていてそんな風に感じます。

男心は難しい。

いつもはアスファルトの道路を通るのだけど、

今日は山道から。昨日の雨で落ち葉が濡れていて滑りやすいのに、子どもたちはものともせず、駆け下ります。

道中、Mん「ここは俺の基地だから、おとなはだめ、Kみはだめ」TきとCりも囃し立てます。

(お、Kみどうする?手が出ちゃうかな)

Kみ「Kみはだめで、大人もだめで、そうそうみんなはよくて」(普通の口調)

(あれ?怒らないんだ、泣かないんだ)

Mん「そう、Kみだめ」

Kみ「そう、だからKみは違うくて」(一生懸命伝えている)

(基地の中に入れなくても、遊びの中に入っているということ?確かに、遊びに入っちゃダメとは誰も言ってないもんね)

Kみちゃん、すごいなぁ。自分の居場所の確保の仕方、いろんな方法を模索してますね。

 

広場に着くと、

Cちゃんは「はないちもんめ」がやりたい。

道中、Kみちゃんが仲間はずれの感じだったのに、

急に「私たち年中組だもんね~」と年中3人で手をつないでいます。

途中Rうが加わって、Sやと私が抜けて、子どもたちだけで遊びます。

じゃんけんに負けると、また取り返してを繰り返して、しばらく続いていました。

そして終わって戻ってきたRう「楽しかったね~」とニコニコです。

年長のPもんごっこに入らないKい、枝とつるを作って剣を作っています。

Pたは木と木を十字にして私とつるを巻いて完成。

年長Kいは枝ととがった木の棒をつなげて長くしたいようです。

つるで何度も巻きなおしては、やり直し、またつるを足したり、思い通りの剣にするのに悪戦苦闘。最後はまさよっちがぎゅっと巻いて、納得いくものになったようです。

年少Mんも、2人の剣をみて「弓を作りたい」。「つるを探してきてね」というと、お得意の「はーい!僕、ツルの場所知ってる~」と駆け出していきました。

まさかとは思ったけど、一発で探し当てたのでした。第6感なのか、偶然なのか、経験なのか。しかも、細くて、やわらかくて、ピッタリのつる。

子どもってすごいね。私は真剣に探したけど、なかなか見つからなかったのにね。

一方、マイペースな年長Rちゃんはつるがなかったら、「まぁ、手で(十字に)もっていればいいか」「あ、家で紐で縛ろうっと」と言ってかけていきました。

人生、あきらめも大切だよね~。

そして、はないちもんめで仲良しに戻った年中3人。お店屋さんごっこが始まりました。

素材を集めて手作りできるお店らしい。

このお店、どこかでみたような・・・・。

そう、まさにたまごまつりの母たちプロデュースの手作りやさん。

子どもの遊びに反映されています。

と、よく見ていると、お父さん役めいしんが「ただいま~」と帰ると、おねえちゃんやお母さん役が「おかえり~」と迎えるなど、

お店屋さんとおうちごっこを並行して遊んでいるんですね。家族経営のお店っていう設定なんでしょうか?

年長は「かくれんぼ」。「まーだだよ」の声が遠くから聞こえてきます。

まるで、ちゃんとそこに山道があるかのように、道なき急斜面を駆け上り、分け入って登る子どもたち。

あの、見つけることはできても、大人は行けないんですが・・・。「見~つけた」の声に走り降りてきました。

かよちも負けずとベビーのMいくんと一緒に木々の中に隠れます。

上手に隠れたと思ったのにMいくんの赤い服と、「あ~」って声ですぐに見つかってしまいました。

それぞれがたっぷり遊び、帰りの会、お弁当が片付いてないのは相変わらずSやとMん。

Mんはまたお弁当タイム・・・。

広場を出るのが遅くなっちゃって、年少さん、お迎えの時間に間に合うか心配だったけど、年長Rうに「お願いね、大人が言っても聞いてくれないから」の声掛けに、「わかったよぉ」とまんざらでもない様子で「おい、Mん、Pた行くよ」に、過去最速で集合場所にたどり着けたのでした。

一方、年少Hの、Kぎ、Sこ、は広場までたどり着かず、道中おうちごっこやらはじまり、お弁当も1時間30分のーんびり食べて、歌えや踊れのちびっこ帰りの会を楽しんだようです。

今日は、子どもがたっぷり遊んでいる様子をじっくり見られて満足した一日でした。

 

 


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