花も終わって、あっという間に葉桜となりました。
さて、今日は久しぶりに食べ物の話ではなく、
英語の話でも書きます。(本当はいつもこうでなければならない。)
教室のHPもテコ入れ中なので、リンクしているココが
あまりにも脱線(大好きなんだけどね)しているのはよくな~い!(かも)
ということで、ちょっと軌道修正のふりをします
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「英語は、とにかく『暗記』でしょっ!」
って、よく聞きますが。
英語に限らず、なんでもいろいろ覚えると役に立つことばかりで、
別に英語だけが「とにかく暗記っ!」というわけではないと思います。
にもかかわらず、やはり「単語がなかなか覚えられない」という
難しさがあるからこそ、「とにかく丸覚えだっ!」というやり方に
しがみつくことになるのではないでしょうか?
先週、内子クラスでのこと■■
ことのほか、発音とイントネーションなどに力を入れてきた
内子クラス。ぼちぼちと順番に朗読してもらった
私のお気に入りの「秘密の花園」は来週で最後のページ!
皆さんお上手で、うっとり聞き惚れてしまいます。
"L""R""TH" 他、日本語にない音のマスターぶりは
非のうちどころがありません。
が、そうなると他のところが気になってくるわけです。
それが今回の "U" と "A" なのです。
日本人の耳に「あ」的に聞こえるものの多いこと多いこと。
まあ、強勢(stress)=アクセントがない位置のあいまい母音はともかく
強勢(stress)がある"U" と "A"の音がいい加減じゃいけないっ!(短母音時)
ということで、私なりに信じている簡単な説明をしてみました。
"A" は、ご存知のように"apple" のときの「ア」と「エ」の中間のような音です。
(「エ」を言う時の口の形のまま、「ア」と言うような感じ)音の説明ってむずかしい。。
あまり美しい音ではありませんが、「英語話せる人っぽい」音ですよね笑
この"A"の音は、私には「はじけ飛ぶようなエネルギー」に聞こえるのです。
(パァーッ とか ピューッ とか ビューンとかね。)
一方、"U"の方は 炭酸飲んだ後のゲップ(失礼)の感じに似た低くて強い音。
この"U"の音は、私には「腰の据わったドーンと重みのあるエネルギー」
に聞こえます。
で、いくつか例を挙げてみました。
flash(閃光、フラッシュ)と flush(どっと流れる)
rash(発疹、多発) と rush(急ぐ、押し寄せる)
crash(ガチャンと衝突) と crush(グシャっと押しつぶす)
わたしは"U"の音に「密度」を感じるんですよね。
そして"A"の音には「拡散」するエネルギーを感じるんです。
まだ桜が散る前だったので
"bud" (蕾)も「ほ~ら、いっぱい花びらが詰まっている感じがするでしょう?」って
言ってみたのですけれどね。
普段の生活の中でも、
語調だけでも、快かったり、そうでなかったりする経験から
人間も動物としての本能で、音に意味を感じているはずだっ!と
私は信じています。
内子クラスの皆さんは、"U"と"A"の私の講釈(ひとりよがりで頼りないですけど)
をたいそう面白がって聞いてくださったので、
綴りで迷った時には、ちょっと思い出してみてくださいね。
久しぶりに長々と書きました