学校の冬休みの課題とたくさんの質問を抱えて教室にやってきた中一のYちゃん。
開口一番、
Y:「ザットぶし」って何?
M:ん?(何て言ったんだ?) "That 節(せつ)!"
Y:「せつ」って読むんだぁ!で、何のこと?
M:「節(せつ)」ってつく言葉で知ってるものあるよね。
体だったら「関節」、音楽なら「小節」、国語だったら「文節」とかね。
そこに「ひと区切り」がありますよ~っていう意味よ。
英語で「節」は"clause" (手元の紙に書いてみせる。)
つづりが"au" だから、つづりと音のルール通り
"al" "au" "aw" → まっすぐ綺麗に伸びる「オー」の音 発音記号はCの裏返しにチョンチョン♪
ちょっとだけ音が違うけど、似てる音の単語で知ってるのなあんだ?
Y: "close" [klouz]
M: そう。意味は?
Y: 「閉める」と「閉まる」
M: そう。同じつづりで、読み方が[klous] の単語は「近い」って言う意味があるんよ!どうしてだと思う?
(両手でゆっくりと何かを閉める動作をする。)
Y: 「閉めるときは、何かと何かを近づけるけん?(近づけるから?)
M:そうだと思う。「節(せつ)」のclause も、そこが閉じられて「ひと区切り」という意味だからね。
that に続く一続きの完璧な文が 「that 節(せつ)」! 課題のテキストの中から見つけてみようか!
Y:
■ clause, close は語源を同じくします ■
claustrophobia: claustro (閉)+ phobia (恐怖症)→閉所恐怖症
closet: close (閉)+-et(ちょっとしたもの)→クロゼット(ちょっとしまっておくところ)
■一瞬の丸覚えはshort term memory (短期記憶)なので、すぐに忘れてしまいます。
一見、時間の無駄なような問答でも、関連のあることと結びつけば、
そこから記憶を手繰り寄せることもできます。
レッスン中のお喋りが、何かを分析して推測する力につながると嬉しいな。
プライベートレッスンの一コマでした。
■今夜の満月■
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