点字体験教室へ行ってきました。
毎週、教材を点訳して「発音の基礎」の勉強をしている中学生や、
先週もまた見学させていただいた松山盲学校の生徒さんの様子から、
音を「コード」に変えている「点字」というシステムに興味が湧いたからです。
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教室で「フォニックス:音と綴りの関係」を指導するとき、
「英語の綴りは『表音記号』♪」と説明します。
今日は「点字」という表音記号を学習してきました。
体験教室は、以前も受講された方がほとんどで、
初めて参加した私は緊張しましたが、
分かりやすい説明で、何とか基本的なことがつかめました。
母音・子音・清音・濁音・半濁音・拗音・拗濁音・拗半濁音・撥音・促音・長音
数字・アルファベット
ABCDEFGHIJ
1234567890
あいうるらえれりおろ
↑おもしろかったですね。
アルファベットとAからJが、数字の1から0に対応していて
それは日本語だと、「あいうるら♪えれりおろ♪」の表記と同じです。
リズムよく「あいうるら♪えれりおろ♪」と繰り返す先生。
「123」と「ABC」と「あいう」は覚えられたかも。。(覚えたのは3つってことかな)
点字を書く時の凹面と読む時の凸面に(つまりは紙の裏表)苦労しそうですが
今日は多くの発見がありました。
普段はあまり気にしていない、日本語の微妙な発音の違いや、その表記法にも
先生:「(点字というものは)ようできとります♪」
印象に残る一言でした。
■■■どう生かすか■■■
母音×子音の組み合わせや、符号のルールで「ようできとる(=うまく作ってある)」点字を
使いこなしている人たちにとって、英語のフォニックスは違和感なく、(むしろ容易に)
理解できるのではないか?と今思っています。
ん~。オリジナル教材製作の大きなヒントになりました