気ままなピークハンターズの山旅

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伊勢神峠(いせがみとうげ)お伊勢参りが出来る峠

2024-08-11 10:02:12 | 登山に通った峠道
こんにちは!
日本の峠は約3773件存在するそうです
かつて、山登りでいったいどのくらいの峠を越えていったのでしょうか?
よっぽど印象に残った峠道以外は>ほとんど素通りして記録に残っていないのが現状です
年のせいでしょうか 人生の峠道 苦労しながら越えて行った峠道、
車に乗り難なく越えて行った峠道、人生の岐路にさしかかり思い出しております
峠(とうげ)とは、山道を登りつめてそこから下りになる場所
山脈越えの道が通る最も標高が高い地点である
今回の記事は愛知県豊田市(旧足助町)にある伊勢神峠(いせがみとうげ)
を取り上げてみたいと思います

伊勢神峠(いせがみとうげ)
一番上の峠には中馬や善光寺参りの人々が往来した当時の道が残り、
その下には明治30年(1897年)竣工の伊勢神旧トンネルがあります
さらに昭和35年開通の国道153号には新トンネルがあり、
3代にわたる、道の歴史があります
なお、中馬街道の一部は、東海自然歩道となっており、
峠には江戸時代末期に設けられた伊勢神宮の遥拝所があります
(現在の遥拝所は再建されたもの)ここからは伊勢湾一帯が一望でき、
その眺めは素 晴らしい
また、ここには「南無大慈大悲観世音」と彫られた石仏や、
「八百比久尼」の伝説も残されています

伊勢神峠(いせがみとうげ)は、愛知県豊田市(旧足助町)にある峠

伊勢神峠(いせがみとうげ)の景観

伊勢神峠にある石仏群 馬頭観音

「八百比久尼」の伝説が記されています

「八百比久尼」碑

中馬街道の雰囲気を残す伊勢神峠

伊勢神峠(いせがみとうげ) 標高780m



伊勢神峠(いせがみとうげ)から伊勢神宮を拝するための遥拝所へ



伊勢神峠(いせがみとうげ)伊勢神宮遥拝所
伊勢神宮への参拝は庶民のあこがれでした
今のように交通機関も発達していない時代の神宮への参拝は大変なこと
そのため、日本各地に遥かはなれた
伊勢神宮を拝するための遥拝所が作られました

伊勢神宮遥拝所にあった苔むした水手洗

伊勢方面が美しく望めますと記されています

伊勢神峠(いせがみとうげ)伊勢神宮遥拝所

伊勢神宮方面に向けて拝礼しました

伊勢神宮遥拝所と記されています

標高は780メートル 東加茂郡(旧足助町)と
北設楽郡(旧稲武町)の境に位置し、
かつては飯田街道の難所だったが多くの中馬や善光寺への
参拝者がこの峠を往来した
古くは石神峠、石亀峠などと呼ばれていたが、
文久4年(1864年)に稲橋村(現・豊田市稲武町)
の庄屋・古橋家の6代当主であった古橋源六郎暉皃によって
伊勢神宮遥拝所が峠に設けられ、伊勢拝峠と改められたという

東海自然歩道伊勢峠周辺の案内図

中馬街道について記されています

1897年(明治30年)に標高705メートルの位置に
造られた現役の伊世賀美隧道
奥三河の山道を抜けると、
小型車一台がやっと通り抜けられそうな幅の道が現れる
豊田市明川町の「伊世賀美隧道(いせがみずいどう)」、
通称旧伊勢神トンネルは、
どこか時代から取り残されたような雰囲気が漂う
このトンネルの真上に伊勢神峠、伊勢神宮遥拝所があります

1960年(昭和35年)には標高640メートルの位置に造られた
国道153号(飯田街道)の伊勢神トンネル


最後まで御覧頂きありがとうございます
次の投稿までご機嫌よう

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