盗人宿

いまは、わかる方だけ、おいでいただければ。

さむい

2019-02-11 11:53:15 | SM
北国の人にいわせれば「氷点下でもないのに」と笑われるでしょうが……

私は痩せているので、暑いとすぐ夏バテするし、寒いと文字通り骨身に凍みるのです。
エアコンはフルに回しているのですが、室内機が台所にあるので、部屋にくるまでに冷やされて(夏は暖まって)しまうので、ほとんど役にたたず電気代だけかさんでいきます。
建築学科の卒業制作で学生がこんな家を設計したら、間違いなく不合格になるでしょう。


ということで頭が働かないので、本日もとりとめのない話を。

江戸川柳に「張型」というものが多く出てきます。
これは現代でいう大人のおもちゃ、勃起した男性を牛の角や木で模したものです。
いわゆるお局様などが、オナニーに使う道具です。

文献によると張型の起源は奈良時代以前に遡るそうですが、実物が残っていないので怪しいものです。
ただし江戸時代に存在していたことは確実で、実物も各所に残っています。

 長局 足を速めて よがるなり

 髪の上 毛の下までも 小間物屋

 お局は 丑三ごろに 角が生え

ただし当時はマブチモータも電池もありませんから、いわゆるバイブ機能はなく出し入れするだけのものです。
片手で出し入れしながらもう片方の手でクリトリスを弄んでいたのでしょうか。
男性のオナニーと較べるとずいぶん忙しい。

張型を買い求めようとする女性に、小間物屋は最初に八寸も一尺もある巨大なものを見せて、「もう少し小さいものを」といわせてから売ったそうです。
女性に「もっと大きいものを」といわせない配慮です。


いまやインターネットで誰でも無修正のポルノを観られる時代です。
昔はそんなもんはありませんから、完全にイマジネーションの世界で、あるいはこっそり手に入れた春画などを見ながら悦楽に耽っていました。
性に関していえば、現代人より江戸の人たちのほうが、豊かなイマジネーションを持っていたといえるでしょう。

私も(歳のせいもありますが)、女の裸や無修正ポルノを観てもあまり興奮しません。
かえって着衣の女性を見て「この人を縛って弄んだら」と脳内で想像するほうが興奮します。