盗人宿

いまは、わかる方だけ、おいでいただければ。

きょうは軽く

2019-02-18 20:20:04 | にゃんころ
女性から病院に電話がかかってきた。

 「私、パンティをなくしてしまったんですが、更衣室に置き忘れていないでしょうか」

看護婦が更衣室を探してみたが、見つからない。

 「いま探してみましたが、見つかりません」
 「あら、そうですか。じゃあきっと、歯医者さんで忘れたんだわ」

処女

2019-02-17 22:38:56 | にゃんころ
江戸時代はいまよりも性に大らかな時代ではありましたが、事が結婚になると話は違ってきます。
花嫁は処女であることが求められました。

特に武家の世界では、花嫁は絶対に処女であることが要求され、初夜の翌日に床の出血を姑に見せるなどという陰湿な習わしもあったそうです。
町人はもっと緩やかで、特に女性が十代で結婚することも多かったので、揉め事はさほど多くはなかったと聞きます。

さほど多くなかったという事は、ある程度はあったわけで、

 娘もう いくのの道を 承知なり

 花嫁の よがるはできた ことでなし

などの川柳が残されています。

私は男なので自分ではわかりませんが、処女が初めてセックスした時に出血しなかったり痛くもないケースは、決して珍しいことではないそうです。
処女膜は最初から穴が開いていますから(閉じていると月経の血が外に出られない)、その形状によっては初セックスでも出血や痛みがないのです。


さて、現代はどうでしょうか。
十代で結婚前に処女でなくなる女性は飛躍的に増えました。
しかし逆に晩婚が進み、三十を過ぎても男に無縁で処女のままの女性も増えています。
結婚時に処女であるかどうかには、あまりこだわらなくなりました。

しかしこれも、「あまり」こだわらなくなっただけで、男や姑がこだわるケースも残っています。
価値観は時代によっても個人によっても異なります。
私個人は、元妻も処女ではなかったし、互いの両親もその件には触れなかったし、別にどうでもいいと思います。

ただ個人的には、男性は十代後半には童貞でなくなってもらいたいですね。

とりとめのないまとめになってしまいましたが、また今後も江戸の川柳を紹介していきますので、どうぞご期待ください。

寄付

2019-02-16 22:46:22 | SM
最近、ふるさと納税の話でもちきりですが、あれは国にも自治体にも言い分はあってそれなりに筋が通っているので、まあ今回は置いておきましょう。

今回お話ししたいのは、テレビやラジオで盛んに CM を流している「1日 100 円でこの子たちを助ける栄養食がいくつ、ワクチンがいくつになります」というやつ。

あれ、採算とれてるんでしょうか?

時間帯にもよりますが、CM ひとつ流すだけで結構な金がかかります。
それを毎日、各局で流していれば、広告宣伝費だけでかなりの出費になるでしょう。
その出費を上回る募金は、得られているのでしょうか。

広く浅く集めるより、金儲けに飽きて福祉に力を入れているビル・ゲイツのように、世界中の数少ない大金持ちに多額の出資を促す活動をするほうが、よほど実になるのではないかと私は考えます。

なんか「1日 100 円」「1日コーヒー1杯分」てのは、サラ金の決まり文句に聞こえてくるんですよ。
私は実際にああいう団体の収支決算を見たわけではないので、きちんと食品やワクチンになって現地の現場に送られているのか、本当に役に立っているのか、そもそも職員たちがいくら給料を貰っているのか知りません。

しかし、この「何となく頭がもやもやする」感覚は、重要だと思います。

世の中、すべての事に対して「本当かな」と考えることは、新たな発見につながっていきます。
何事も疑えという意味ではなく、何事に対して何も考えず受け止めるのは危険ではないか、という意味です。

ほんとに役に立っていれば、いいんですけどね。

結婚前夜

2019-02-15 11:16:27 | にゃんころ
結婚式を翌日に控え、息子が父親に訊ねた。

「最後に何か忠告しておくことはありますか」

「そうだな、ふたつばかり覚えておきなさい。
 ひとつめは、少なくも週に一度は男同士で夜を過ごすのを認めさせること。
 ふたつめは、その夜を決して男同士なんかで無駄に過ごさないことだ」

魚が高い

2019-02-14 10:30:12 | にゃんころ
私は肉料理が続くと1週間くらいで根をあげますが、魚料理なら何週間続いてもウェルカムです。

釣りはやりませんが、魚屋で魚を丸一尾買ってきて自分で捌くのは得意中の得意。
料理のレパートリーはおそらくそこらの主婦より多いでしょう。

ところが。
我が家の近くには魚屋がないのです。

先に説明しておきますと、私の住んでいる街から電車にひと駅乗ると、東京の中でも5本の指に入ろうかという高級住宅街があります。
豪華な一戸建てばかり、車は外車ばかり。
開けていて大きな街ですが、近くに大学があるので安くて量の多い料理店などもあります。

ところがひと駅違えば大違い。
開けているのは駅前だけ、駅から3分も歩けばボロい住宅ばかり。
スーパーは2軒ありますが、とにかく高い。
隣が金持ちの街なので、セコいくせに物価だけは高いのです。

料理店はあるものの、焼き魚定食など魚を出す店がほとんどありません。
自分で捌こうにもスーパーにあるのは切り身ばかり。
青魚はそのまま売られることもありますが、さほど大きくもないイワシが「特価で」一尾 100 円。なめてんのか。

というわけでここ数年は魚を捌くこともなく、パックに入った切り身を刺身で食うという典型的な男やもめ生活です。
そんな中で、曲がりなりにも「調理」といえるものをご紹介します。


・アジを三枚におろして腹骨をすき取り、骨抜きで小骨を抜いて皮をむき、大きめのそぎ切りにする
・醤油と日本酒(5:1 くらい)、すりゴマ、刻みネギで漬け汁を作り、アジの身を漬けて1時間ほど置く
・卵を溶いて入れ、軽く混ぜる
・白い飯に、漬け汁ごとぶっかけて食う

元々は瀬戸内海を暴れ回っていた海賊の考案した料理だそうです。
海賊だから煙で居場所がバレると都合が悪いので、火を使わない料理です(ただし飯は熱々がいい)。
これがまた、うまい。
アジの一尾が手に入らないなら、パックの刺身を使っても手軽でよいでしょう。
イワシやサンマを使っても美味です。

ぜひいちど、お試しください。

白血病

2019-02-13 10:30:14 | にゃんころ
競泳の池江璃花子が、白血病であることとを公表しました。

昔は白血病は不治の病とされ、ドラマでは決まって薄幸の美少女ヒロインがかかる病気でしたが、現代では長くても数年で完治します。
有名なのは俳優の渡辺謙で、彼はいちど再発したのですがその後は完治し、いまやハリウッドでも活躍しています。
スポーツでも野球の岩下やサッカーの早川などが復帰しています。
海外でも白血病を乗り越えて競技に復帰した選手は少なくありません。

しかし、悪いタイミングですね。
来年のオリンピックまであと1年半。
いくら伸び盛りの十代とはいえ、治療をしながら体調のピークを持ってくるには時間が足りません。
運が悪いとしかいえません。
早期に発見できたことが、せめてもの救いといえるでしょうか。

まあ別に東京オリンピック「だけ」がスポーツではありませんから、焦らず治療を優先してもらいたいものです。

落語「あたま山」

2019-02-12 12:30:06 | にゃんころ
落語に「あたま山」という噺があります。

ある男が落ちているサクランボを拾って種ごと食べたところ、翌日頭に桜の木の芽が生えた。
芽はみるみる育って、周囲八尺もあろうかという桜の大木に成長。
これが近所の評判になり、男の頭の上で花見をやらかす。
茶店を出す奴、酔っ払って滑り落ちる奴、しまいには頭に穴を掘って火を焚き酒の燗をつける奴。
これはたまらんというので、男は根元から木を引っこ抜いた。

ところが抜いた後の大穴に水が溜まり、大きな池になった。
鮒や鯰や鯉がわいて、今度は釣り師が押し寄せた。釣り船まで出て大騒ぎ。
つくづく嫌になった男は、自分の頭の池に身投げをしてしまった。


考えてみればシュールな内容です。自分の頭の池に身投げをする。
元になった小噺は、18世紀には存在していました。
鎖国の中で江戸の人たちは、こんな噺を楽しんでいたのです。

ところでこの「自分に身投げ」、ただのホラ話と思いきや、数学の大命題のひとつといえます。
自分に身投げをするには、人間を裏返さないといけない。
つまり人間の表面(皮膚)を「表裏の区別がない閉じた曲面」にする必要があるのです。

これはトポロジー(位相幾何学)の概念が必要で、多くの数学者が頭を悩ませてきました。
「クラインの壷」は曲がりなりにもそれを実現したものです。
そもそもトポロジー自体が18世紀頃に生まれたもので、江戸の庶民が知るはずもありません。
いつもいっている事ですが、江戸の人たちの精神世界は現代人より豊かだった。

20世紀は「文明」はめざましく発展しました。江戸とは較べものにもなりません。
しかし「文化」は、大きく衰退してしまったといえるのではないでしょうか。

さむい

2019-02-11 11:53:15 | SM
北国の人にいわせれば「氷点下でもないのに」と笑われるでしょうが……

私は痩せているので、暑いとすぐ夏バテするし、寒いと文字通り骨身に凍みるのです。
エアコンはフルに回しているのですが、室内機が台所にあるので、部屋にくるまでに冷やされて(夏は暖まって)しまうので、ほとんど役にたたず電気代だけかさんでいきます。
建築学科の卒業制作で学生がこんな家を設計したら、間違いなく不合格になるでしょう。


ということで頭が働かないので、本日もとりとめのない話を。

江戸川柳に「張型」というものが多く出てきます。
これは現代でいう大人のおもちゃ、勃起した男性を牛の角や木で模したものです。
いわゆるお局様などが、オナニーに使う道具です。

文献によると張型の起源は奈良時代以前に遡るそうですが、実物が残っていないので怪しいものです。
ただし江戸時代に存在していたことは確実で、実物も各所に残っています。

 長局 足を速めて よがるなり

 髪の上 毛の下までも 小間物屋

 お局は 丑三ごろに 角が生え

ただし当時はマブチモータも電池もありませんから、いわゆるバイブ機能はなく出し入れするだけのものです。
片手で出し入れしながらもう片方の手でクリトリスを弄んでいたのでしょうか。
男性のオナニーと較べるとずいぶん忙しい。

張型を買い求めようとする女性に、小間物屋は最初に八寸も一尺もある巨大なものを見せて、「もう少し小さいものを」といわせてから売ったそうです。
女性に「もっと大きいものを」といわせない配慮です。


いまやインターネットで誰でも無修正のポルノを観られる時代です。
昔はそんなもんはありませんから、完全にイマジネーションの世界で、あるいはこっそり手に入れた春画などを見ながら悦楽に耽っていました。
性に関していえば、現代人より江戸の人たちのほうが、豊かなイマジネーションを持っていたといえるでしょう。

私も(歳のせいもありますが)、女の裸や無修正ポルノを観てもあまり興奮しません。
かえって着衣の女性を見て「この人を縛って弄んだら」と脳内で想像するほうが興奮します。

裁判員

2019-02-09 17:19:00 | にゃんころ
みなさん、「あなたが裁判員候補の名簿に載りました」という手紙がきたことはありませんか。

あれは「国民のうち成人を無作為に何百万人か選んでその年の裁判員の候補の名簿を作ったから、今年のうちにお呼びがかかるかもしれないよ」という連絡です。

しかし「あなたが裁判員候補に選ばれました」の手紙を貰った人は少ないでしょう。
私は去年、受け取ってしまいました。

これを受け取ると、地方裁判所に出頭しなければなりません。
理由なく出頭しないと、法律で罰せられます。
私の場合は霞が関なら小田急線から千代田線直通で簡単に行けますが、呼び出されたのは立川支部。
小田急線、南武線、モノレールを乗り継いで片道2時間かかります。

呼び出しは9月の1日。
台風が通過して猛烈な突風が吹き続けていた日です。
普段は買い物と通院でしか外出しないので、満員電車や駅の雑踏は苦行でした。

部屋に40人ほどが集まりました。
裁判員に関するひととおりの説明を受け、この中からさらに無作為に抽選で裁判員が選ばれます。
幸か不幸か、私は抽選に外れました。
経験してみたかった思いが半分、毎日往復4時間かけて9時から5時まで裁判なんかやってられない思いが半分。

抽選に外れた人はその時点でお払い箱です。
結局その日は無駄足だったわけで、そのまま帰ってきました。
その帰り道、家まであと 50m ほどの所で突風にバランスを崩して転び、地面に右手を付いて手首を骨折するというおまけつき。
無駄足どころか厄日でした。


もし抽選で選ばれていたとしたら、担当する裁判は(守秘義務があるのでぼやかしますが)中南米のどこかの出身と思われる名前の妻が、夫の足を縛って焼死させたというものでした。
縛りに慣れている私は、なぜ縛ったのが手ではなく足なのか興味がありましたが、まあ抽選に漏れた私にはすでによその世界の出来事です。


候補者の名簿は毎年更新されるので、また私に「名簿に載った」手紙がくることはあるかもしれませんが、候補に選ばれることはもう二度とないでしょう。

あなたはもしかしたら、あるかもしれませんよ。

土産

2019-02-08 12:23:29 | にゃんころ
亭主が旅から帰ってまいりまして、もう夜更けなので子供は寝ております。

翌朝、子供が起きるのを待って、

 「金坊、ゆんべはよく寝てたから起こさなかったが、ほら、土産をたくさん買ってきたぞ」
 「わあ、うれしいな。お父っつぁん、おっかさんに買ってきた土産って、足袋だろ」
 「足袋……なんで?」
 「ゆんべ、布団の中でいってたじゃないか。もっと足を持ち上げないと入らないって」