モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

栗駒山を巡る1(南と東)

2024年02月27日 | 栗駒山

(本頁は「東山って知ってますか。」の続きである。)

昨年末から秋田や近くの山の姿形について順次語っている。
今は奥羽山脈を南下中であるが、その南限は栗駒山にしようと思っている。

2018/07/27 焼石岳山頂から栗駒山と秣岳を望む。



栗駒山はとても奇麗な山だ。
私事で恐縮だが、以前(2016年まで)、40年以上にも及ぶサラリーマン時代、
私は月に一乃至二回のペースで、秋田市と仙台市を参勤交代のように行き来していた。
その際は東北新幹線、それが走る前は東北本線を利用していたが、
岩手県南部から宮城県北部を掠める際、愉しみなのは栗駒山の姿を見ることだった。
夏場は雨や霞などで見えないことが多かったが、
冬場や春の晴れた日、その姿が見えた時はとても嬉しかった。
東北には姿の美しい山が多い。
栗駒山は岩木山や岩手山、鳥海山のように富士山型ではないが、

個人的にはいい形をしていると思っている。
少なくとも東北新幹線の車窓から見る山ではダントツに奇麗だと思っている。
ところが残念、それを写した写真が一枚も無いのだ。
当時、新幹線に乗るのは、会社勤務、出張のためであり、
カメラを持って車窓の景色を写そうという発想が無かった。
栗駒山は観光登山目的では何十回となく訪ねており、写真もいっぱい撮っているが、
こと山の姿形、特に宮城や岩手側から撮った写真が欠落していることは至極残念だ。
今さら撮りに行こうとしても、時間は有るが新幹線に乗ったり、高速道を走るお金がない。
ところが、先日、宮城県在住の友人、渡邉 久氏が栗駒山を撮った素晴らしい写真を多数お持ちである
ことをふと思い出した。

氏に相談してみたところ、借用の許可を頂いた。
以下、七枚がその写真である。
渡邉 久氏にこの場を借りて厚く御礼申し上げる。

2022/04/02 笹倉山眺子ノ口展望台(大和町)から。七ッ森湖と右に七ッ森。渡邉 久氏撮影。



2022/04/02 笹倉山眺子ノ口展望台から栗駒山をアップで。渡邉 久氏撮影。



2023/02/28 色麻町から。渡邉 久氏撮影。



南側、宮城県の北部から見る栗駒山は幅が広く、なだらかに見える。
山形の月山に少し似ている感じだ。
登米や築館あたりまで北上すると、少しだけ形が変わってくる。左側に少し突き出したのは寄生火山の大地森。

2021/03/19 登米市付近から。渡邉 久氏撮影。



2023/04/10 栗原市築館付近から。渡邉 久氏撮影。



2023/06/20 世界谷地湿原から。左のピークは大地森。渡邉 久氏撮影。



岩手県に入り、一関あたりから眺めると、山頂部がやや尖った印象になる。

2023/04/10 一関市厳美渓付近から。渡邉 久氏撮影。



この姿がキリっとして好いと言う人も多い。
なお岩手では栗駒山を須川岳(すかわだけ)と呼ぶ人が多いようだ。


参考マップ



一関より北に行くと、高檜能山(927m)など前山のかげになり、栗駒山は見えにくくなる。
焼石岳山麓(奥州湖)と焼石岳山頂から見た姿を列記する。

2021/06/10 焼石岳山麓(奥州湖)から栗駒山を望む。



2020/10/21 焼石岳山麓(奥州湖)から栗駒山を望む。



2018/07/27 焼石岳山頂から栗駒山を望む。 
 


焼石岳(山頂)から望む姿は、左から栗駒山、展望岩頭、そして少し離れて右に秣岳が並ぶ構図となる
(冒頭写真参照)。


栗駒山に登ってみた。

参考マップ



須川温泉から入山し、産沼(うぶぬま)を掠め、栗駒山頂に達した後、
展望岩頭、天馬尾根を通り、秣岳から須川湖に下りる周回コースとした。

2018/09/26 名残ヶ原にて。



2021/10/04 産沼に行く途中から剣岳を振り返る。



栗駒山山頂は人が多すぎるので、いつもすぐに通り過ぎてしまう。

2019/09/28 天狗平付近から山頂部を振り返る。



2021/10/04 展望岩頭から昭和湖を望む。



2021/10/04 展望岩頭から龍泉ヶ原や須川湖を望む。



2018/05/21 展望岩頭から天馬尾根、秣岳方面を望む。



2019/09/28 仮称・モンサンミッシェル峰



2018/10/03 秣岳山頂下から栗駒山と展望岩頭を振り返る。



須川湖に到着。

2021/10/04 須川湖畔から、バックは剣岳と展望岩頭。栗駒山本体は左奥。 



栗駒山を巡る2(北と西)」に続く。


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