(今朝の秋田市、新たな積雪は無く、気温も氷点上に上昇しているが、
代わりに除雪されていない道路の雪が腐れ、非常に歩きにくい。
クルマならば車輪が空転し、スタックする状況だ。雪は止んでも残っている限り、苦が尽きない。
引き続き昔の暖地の話題を。本頁は「東南植物楽園3」の続きである。)
南国というと、近頃の私は木性シダをイメージするようになった。
ここに多いヒカゲヘゴ Cyathea lepifera の幹は丸八模様が顕著だ。
暗い樹下には、リュウビンタイ Angiopteris lygodiifolia 。
シマオオタニワタリ Asplenium nidus と重なったビカクシダ Platycerium の大株を見ると、
エチゼンクラゲを連想してしまう。
こんなのが一個、庭木についてたら、愉しいだろな。
ビカクシダと一緒に生えているのは、シマオオタニワタリだけではない。
青いフサフサは古典園芸植物のマツバラン Psilotum nudum ではないか。
鉢植え以外を見たのは今回が初めてだ。これも広義のシダ植物。
ガジュマルの気根
右上はスギナの一種と思いきや (´π`;)ゴマノハグサ科のハナチョウジだそうだ。
近くの大木にはデンファレが着生していた。
今回、東南植物楽園でランの花を見たのはここだけ。
多くの方が南国をイメージすると思われる
椰子の木をリプライズ。
トックリヤシの行列。真夜中にはトコトコと動き出しそう。
トックリヤシ(モーリシャス原産)とトックリ婦人(秋田原産) 。
右上はトックリヤシモドキ Mascarena verschaffeltii 。幹はトックリ状にならない。
サンカクヤシ Neodysis decaryi 。原産はマダガスカル 。
アレカヤシ Chrysalidocarpus lutescens 。
これもマダガスカル原産。茎は竹と間違えそう。
右上はなんてすらっとした椰子なんだろう。
ニューカレドニアフィジーノヤシ Veitchia arecina 。
パームガーデン
♪椰子のようでいて椰子じゃない
オオギバショウ(タビビトノキ) Ravenala madagascariensis
バショウ科⇒ゴクラクチョウカ科。マダガスカル島原産。
この樹形なら台風ですぐ倒れてしまうが、裏側を見たらしっかりと支柱があてがわれ、補強されていた。
いつのまにかバショウ科。
バナナ
この花もかつてはバショウ科だった。
ヘリコニア・ゴールデン・トーチ Heliconia `Golden Torch'
(バショウ科⇒オウムバナ科)
ストレリッチア(ゴクラクチョウカ) Strelizia reginae (バショウ科⇒ゴクラクチョウカ科)
折角の機会なので、トロピカルフルーツを食してみた。
ココヤシの実のジュースとコプラ(種の周りの白い肉)。コプラは醤油をかけ、刺身感覚で食べる。
スターフルーツとドラゴンフルーツ。
どちらも思っていたほど甘くはなかった。
「東南植物楽園5完」へ続く。
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