(本頁は「・・・羽黒口からの月山2」の続きである。)
手持ちの月山登山マップ(昭文社・山と高原地図)を見ると、
八合目から月山山頂までの所要時間は約3時間と記載されていたが
私は今回、約4時間かかって9時頃に山頂付近に至った。
元々足が遅いうえに花の撮影でどうしてもこうなってしまう。
その後、昼飯時間も入れて11時近くまで山頂部のあちこちの花を見て回った。
山頂部は広く平らで花の種類、数も多いのでここでも時間を食ってしまう。
北側から霧の山頂部を望む。
(右上)チングルマの花は終わり、実に変化中。
アオノツガザクラの咲き残り
ウズラバハクサンチドリの咲き残り
(右上)ハクサンボウフウ
一時だが、霧が少し晴れて月見ヶ原が見渡せた。
手前の白花はハクサンボウフウ。
エゾシオガマ
山頂部にもハクサンフウロが多い。
ミヤマキンポウゲが混生。
ミヤマキンポウゲ
山頂部を南側から望む。
一瞬だが霧が晴れた。奥は月山神社。
(右上)山頂神社近くでオニヤンマに遭遇。
私は登山中、虫除け用のオニヤンマを帽子に装着して歩いているが、
このオニヤンマはウゴアザミに掴まったまま、私が近づいても逃げなかった。
よく見たらカメムシかイナゴのようなものをバリバリ音を立てて食事中だった。
キオン
ミヤマセンキュウ
(右上)ハクサンシャジンとハクサンフウロ
山頂の南側には広大な風衝草原が広がる。
初夏はハクサンイチゲやミヤマウスユキソウなどのお花畑だったが、
今はハクサンイチゲがまだパラパラと咲いている。
主役と言えるほどでは無いが、ハクサンシャジンも多かった。
草丈が特に低くなった風衝地に行くと、
小さな白い花が撒き散らされたように咲いている。
これはミヤマコゴメグサだ。
ハマウツボ科の半寄生植物で一年草だと聞く。
他の花との混生状態を少し続けてみる。
左下と右上の白い花はハクサンイチゲ、全体に多い広葉は不明。
左上からウメバチソウ、ミヤマウスユキソウ(葉)、ミヤマリンドウ。
中ほど上にミヤマリンドウとミヤマウスユキソウ。ミヤマコゴメグサと一緒の葉はガンコウランか。
ネバリノギラン、ミヤマリンドウと混生。右上にミヤマアキノキリンソウ。
以上。
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