モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

バナナワニ園紀行 3.垂れ垂れプランツ編

2023年01月31日 | 熱帯植物

(本頁は「009/01/24 バナナワニ園 2.熱帯果樹編」の続きです。)

次なる植物群は「垂れ垂れプランツ(植物)」。
熱帯にはこのように垂れて咲く、或いは生育する植物がけっこう多い。

まずは薄汚れてほつれたレースのカーテンのような・・・




これは『サルオガセモドキ』。
パイナップル科。
これでも熱帯植物としては割りと知名度の高い方なのかな。

 



続いてメディネラ・マグニフィカ Medinilla magnifica (右上)

かつて高知の牧野植物園ではじめて見た時は吃驚した。
科名がさっぱり見当つかなかったのだ。
花はランみたいなのに樹木だし、葉っぱは双子葉類。ノボタン科。

数は少なかったのだが、籐家具(スクリーン)のような色合いのカーテン植物にも感激した。
キッサス Cissus sicyoides の気根。科はブドウ科でよかったかな。

 



右上は同行した友人のひとり、メルモさんの画像を使わさせて頂いた。

食虫の王様ウツボカズラ。

 



こちらはアリストロキア・グランディフロラ Aristolochia grandiflora




ウツボカズラに似たイメージなので食虫植物と思いきや逆に虫食植物なのだそうだ。
清水さんの「熱帯植物 天国と地獄」によると、
ジャコウアゲハの仲間など虫に好まれて食われる方なのでそのように呼ぶそうだ。

垂れ垂れ系を追加。
清水さんが最も好きだと仰る変なクジャクサボテン(ディソカクトゥス・アマゾニクス) Disocuctus amazonicus
長さ5センチにもなる「蕾のうちが華」のようだ。

 



(-_-;)ランは出すまいと思っていたのだが・・・


名称未記載だった垂れ花のラン。




こちらは Dendrobium senile

 


右上は葉や茎にうぶげのあるランだった。

次はランではなく、パイナップル科。根元付近に地を這う花を出す変なアナナスだった。

ハランアナナス(ピトケアニア・コラリナ) Pitcairnia corallina



ところで当時(2009年1,2月)の拙ホームページ掲示板だが、
垂れ垂れのカテゴリーが好評だったようで、

こんなのを見たよと垂れ垂れプランツの投稿が相次いだ。
別植物園のものだが、垂れ垂れを挿入追加させて頂く。

関西在住のみーさんから、京都府立植物園で見たと言うバショウ科の垂れ垂れ二種。
バナナも花や実は垂れ垂れだった。
右下の種類はヘビの皮を干してるみたいだった。

バナナの花と実
 
                                                                                                                                             ヘリコニア・マリアエ Heliconia mariae

いつのまにか登場植物は単子葉類ばかりになってしまった。
垂れ垂れではないが、ヒガンバナ科に移行。

次なる花は、『怪人パラモンガイア!』
と呼びたくなるような名前だが、パラモンガイアとは南米ペルーの地名(本種の生育地)とのこと。
水仙のようなはたまた百合のような、直径15センチを超える大きな花を咲かせる。

パラモンガイア Paramongaia weberbaueri



 


右上はニコニコとブルーアマリリスの鉢を抱く清水さん。

以下、清水さんからの発言。
「ブルーアマリリスは球根植物の最高峰、栽培名人のみが咲かせられる貴品中の貴品です。
国内では実生20年が平均開花年数みたいですが、
この株はワニ園に来て10年、その前に宮崎さんの所で10年?、いやもっとかな。

それでもまだまだ開花サイズに達しません。
ちなみに上のパラモンガイア、私は実生12年で咲かせました。今年は四輪咲いて来ますから、種も採れそうです。
本当に素敵な花ですよ。」


羊歯と多肉編」に続く。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« バナナワニ園紀行 2.熱帯果樹編 | トップ | バナナワニ園紀行 4.羊歯と多... »

コメントを投稿

熱帯植物」カテゴリの最新記事